オープンスペースにはドロイド君も。 |
実を言うとAirbnbを使うのは初めてだが、なかなか便利なシステムだ。少なくともホテルよりは飛躍的に安い。泊まった人のレビューが今後のビジネスに影響することもあってか、ある程度対応がよく、いい感じだった。
この「市内のホテルが高い」という問題は、他の多くの日本のプレスにも共通の問題のようで、かなり離れた場所のホテルに滞在したり、複数人でアパートを借りたりと、対策は人それぞれで様々なようだ。
ホテルに泊まっている人とAirbnbの話をすると、滞在前に英語でやりとりしたり、コミュニケーションが面倒臭いので、ホテルの方がいいという人が多いようだ。このあたりは人それぞれなわけだが、個人的には地元の人のリアルな生活感がわかって、オモシロいのではないかと思う。
これを読んでいる人も旅行する機会があったら、ぜひ一度使ってみて欲しい。
さて、MWCに話題を戻すと、会場ではスマホはあまり盛り上がってない感じだ。
そもそもMWCはモバイル通信技術やセキュリティ、関連サービスなど様々な展示やカンファレンスがあるイベントで、スマートフォンはその中の一部に過ぎないのだ。
そのため、大して盛り上がってないというのは相対的な問題でしかない。今回のMWCでは、5Gなどの通信関連や自動車、IoTなどが話題の中心であり、それと比較するとスマホは通信も高速化されないこともあり、中だるみ状態であることも関係しているのかもしれない。
その中でもっとも盛り上がっていたものの一つがサムスン電子ブースのGALAXYの新製品だ。特に「GALAXY S6 edge」は大人気だ。デザイン的には確かに美しく、両サイドをディスプレイにするなど、実に冒険的だと思う。
実に美しいデザインのGALAXY S6 edge。
これと比べると、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia M4 Aqua」あたりはあまり人がいない感じだ。ミドルレンジ商品で「Xperia Z」シリーズからスペックダウンしているので、それも無理はない。
正直に言えば、一頃と比較して、世界的なスマホ熱が下がってきた中で、少しでもなんとかしようと、トラッドな「GALAXY S6」に加えてアバンギャルドなGALAXY S6 edgeを出したサムスン電子は本気で攻めている感がある。
これに対して、値段の高い端末が世界的に売れていないので、ミドルレンジに行くぜ! という感じでマーケティング的に機能ダウンのミドルレンジ製品を作り、攻めていないXperiaにはちょっとがっかりしてしまう(フラッグシップモデルの発表タイミングはもちろんメーカーによって違うが)。
今後の勝負に影響しなければいいけど、と思ったけど、まあ、世界的にはそもそも勝負になってないんだよね。
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
→「一条真人的Androidライフ」の他の記事はこちら
本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!