富士通は20日、今後の成長戦略についての説明及び、パーソナル・法人向けPCの新製品発表会を行った。そのなかで同社のクラウドサービスである「My Cloud」の新サービスとして「MapMark」の提供も発表された。
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▲富士通のパーソナルビジネス向け新製品発表会 |
「ユビキタスプロダクトビジネスの取り組み」について登壇した同社の執行役員常務 ユビキタスプロダクトビジネスグループ グループ長 齋藤邦彰氏は、デバイスの利用範囲の拡大にともない、新たな技術と商品力の強化でお客様の「やりたいこと」を実現していくプロダクトとサービスの必要性に触れた。
ウェアラブルデバイスの登場で、PCなどのデバイスはオフィスのデスクから現場ワークへと利用範囲が拡大しており、今後はユビキタスセンサーモジュールによる様々な業種でのイノベーションや、高齢者やペットなどの見守り分野など、広範囲にICT活用領域を広げていくと齋藤氏は述べた。
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▲デジタルライフの価値向上いむけた取り組み |
続いて、パーソナルビジネス本部 本部長 竹本弘康氏が登壇し、パーソナルビジネス新商品について開発の背景が説明された。パーソナル、ビジネス、どちらにおいても商品に求められる価値は「いつでもどこでも安心・安全」とのことだ。
そして、富士通のパソコン・タブレットは「高性能・高品質」「いつでも・どこでも安心安全」「ベストフィット&オンリーワン」の商品価値を提供していくと紹介された。
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▲パーソナル商品に求められる価値は「いつでも・どこでも安心安全」であると説明 |
ホームPCとして発表された「LIFEBOOK GT77/T」は、”家ナカ”利用を極めた製品だ。
Intel Core i7プロセッサーを搭載した本体と、15.6インチタッチパネルディスプレイを無線で接続するユニークな製品で、手に取ってタブレットPCとして、またはキーボードやマウス操作でデスクトップPCとして利用することも可能だ。
専用設計の無線モジュールによって、ディスプレイと本体の通信の遅延は約0.07秒で、操作に違和感のないレベルにチューニングされている。ディスプレイは横置き・縦置きが可能でオフィス文書の作成時などに役立つ。
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▲LIFEBOOK GT77/Tのディスプレイは縦置きにも対応する |
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▲15.6インチで約980gのタッチパネルディスプレイ。Core i7のCPUパワーでタブレットPCが扱える |
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▲MyCloudサービスについての説明パネル |
富士通のMy Cloudサービスはデータのクラウド化だけではなく、家電製品もクラウドに繋がることでより便利に使えることが紹介された。そのサービスの一つが、スポットの地図を集め、活用できるMapMarkサービスだ。
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▲MyCloudを利用したMapMarkサービスが提供開始された |
MapMarkはPC及びスマートフォン・タブレット向けに提供される。
例えば、PCで見たグルメサイトや宿泊施設などのスポットをMapMarkで取り込み、クラウドに蓄える。このクラウドのデータは、スマホでも確認できる。また、スマホでもスポット登録が可能だ。
さらに、スポットから旅行プランの作成も可能で、様々な条件でルートプランの再構築もできる。
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▲MapLinkはPCやスマホ・タブレットで同じデータを扱う |
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▲グルメサイト以外にも住所があるページならスポットとしてMapMarkで取り込み可能だ |
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▲スポット登録したデータが地図上に表示される |
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▲データの登録はWebサイトから情報を自動的に取り込んでくれる。 |
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▲集まったスポットから目的地を決めて旅行プランの作成が可能だ |
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▲作った旅行プランはスマホで確認しながら楽しめる |
スマホとカーナビ「ECLIPSE」との連携についての展示も行われていた。
ECLIPSEの「MirrorLink」によってUSB接続されたスマートフォンの画面をカーナビ上に表示してコントロールするというものだ。スマートフォン内の音楽をカーステレオで再生することも可能。
さらに、フォトビュワー機能もあり、スマホの写真をカーナビ上で表示することもできる。とはいえ、カーナビでの写真の閲覧はピンとこないが、写真の中の位置情報を目的地としてルート検索できる連携機能が重要なポイントだ。位置情報付きの写真ならメールですぐに送れるので、面倒な場所の説明もランドマークの写真に位置情報を付加してメールで送るだけで済むというわけだ。
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▲カーナビ「ECLIPSE」との連携デモ |
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▲こちらはECLIPSEの画面。MirrorLinkでスマホの画面をカーナビ上に表示する |
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▲スマホ内の音楽をカーステレオで楽しめる |
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▲スマホ内の写真をカーナビに表示。画面上の「目的地設定」をタップすると写真に含まれる位置情報を目的地にすることができる |
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▲写真からルート検索が行われた |
その他、PCの使い方を機種ごとにサポートするアプリ「富士通アドバイザー」の展示も行われていた。PCが不調でトラブルシューティングを確認できない場合など、スマホで確認できるので便利だ。
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▲取扱説明書やFAQへ簡単にアクセスできる富士通アドバイザーアプリ |
また、法人向けのPC・タブレットの展示も行われており、セキュリティーや防水・防塵の他に衛生管理が必要な現場にも対応できる「耐薬品対応」など、現場ワークに合わせ込んだ特徴を持つ製品も紹介された。
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▲AROOWS Tab Q775/Kの説明パネル |
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▲AROOWS Tab Q775/K |
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
富士通