DMM mobile |
そこで、本記事ではひとまずDMMmobileのサービスの情報をまとめたいと思う。
《通信網》
DMMmobileが利用する通信網はNTTドコモ(以下、ドコモ)のものだ。DMM.comはMVNOとしてDMMmobileというサービスを提供する。MVNOとは他社の通信インフラを借り受け、その上でサービスを提供する事業者のこと。
DMMmobileではドコモの通信網を利用するため、ドコモのFOMA/Xiエリアで通信を行うことができる。Xi(LTE)での通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsで、SIMカードを挿す端末がドコモの通信方式・周波数に対応していれば、この速度での利用が可能となっている。
また、DMMmobileのサービス提供にあたってはIIJが協力している。そのため、IIJのサービスでも見られる機能/サービスがDMMmobileでも一部提供されている。
《料金プラン》
DMMmobileは格安SIM/通信サービスには珍しいほど、通信プランが細分化されている。ドコモやau、ソフトバンク並みだ。
まず、DMMmobileの利用にあたっては初期費用として登録手数料が3,000円(税抜き)発生する。
次にプランだが、データ通信専用のプランと、音声通話に対応したプラン、大きく分けて2種類のプランに分けられる。そして、それぞれ、速度制限なく通信できるデータ量が1GB、2GB、3GB、5GB、7GB、8GB、10GBのプランが用意されている。
■データSIMプラン
- 1GB・・・660円
- 2GB・・・770円
- 3GB・・・850円
- 5GB・・・1,270円
- 7GB・・・2,040円
- 8GB・・・2,140円
- 10GB・・・2,250円
■通話SIMプラン
- 1GB・・・1,260円
- 2GB・・・1,470円
- 3GB・・・1,550円
- 5GB・・・1,970円
- 7GB・・・2,740円
- 8GB・・・2,840円(SIM2枚の場合は3,540円、3枚では4,240円)
- 10GB・・・2,950円(SIM2枚では3,650円、3枚では4,350円)
このうち、8GBと10GBのプランに関してはSIMカードを最大で3枚まで発行し、データ量を共有することも可能になっている。すなわち、家族でデータ量を分け合って使うようなことも可能ということだ。
そして、各プランで設定されている通信量を使い切った場合には追加チャージが可能だが、それは100MBあたり200円となっている。100MBのほかに500MBで600円、1GBで1,100円のチャージプランも用意されている。
なお、音声通話プランについては、他社から番号そのままでの転入であるMNPも可能だし、逆にMNPでの転出もできる。
《通信速度制限・データ量など》
通信速度は各プランで設定されたデータ量までは毎月速度制限なく利用できる。すなわち、LTEで下り最大150Mbpsに対応した機種での利用であれば、その速度で各プラン設定データ量までは利用できる。
設定データ量を超える通信をひと月に行った場合は、月末まで上下ともに最大200kbpsに速度が制限される。この速度制限を解除したければ、追加チャージを行う必要がある。それは前述したように100MBあたり200円もしくは500MBで600円、1GBで1,100円だ。この追加チャージ分は購入した月から3ヶ月後の月の末日まで利用することができるので、多少余る分を購入してしまっても大丈夫だ。
また、IIJのサービスと同様に、「バースト機能」と呼ばれる機能の存在によって、速度制限が掛けられた状態での通信でも、ある程度の快適性は維持される。というのも、通信を行う際、通信スタート時の一定データ量だけは高速で通信できるからだ。そのため、容量の少ないデータ通信で済む処理の場合は、特にストレスなく利用できるはずだ。
一方、月々のデータ量が余った場合は、翌月まで繰り越すことができるようになっている。
《機種のラインナップと値段》
ラインナップは豊富で、6機種が揃う。端末代金は24回の分割払いで購入できるので、この辺りも大手キャリアと同じような感覚だ。ラインナップと価格は下記の通り。
- ASUS ZenFone 5:1,395円(税込み)×24回。一括31,000(税抜き)。
- Ascend Mate7:2,241円(税込み)×24回。一括49,800円(税抜き)。
- Nexus 7(2013):1,782円(税抜き)×24回。一括39,600円(税抜き)。
- freetel XM:1,296円(税抜き)×24回。一括28,800円(税抜き)。
- Ascend G6:891円×24回。一括19,800円(税抜き)。
- LG G2 mini:1,458円×24回。一括32,400円(税抜き)。
Ascend Mate7はオクタコアCPU搭載で、残りの5機種はクアッドコアCPU搭載。Ascend Mate7とASUS ZenFone 5、Nexus 7はメモリ2GB(RAM)で、他の機種は1GB。Nexus 7がWUXGA(1,920×1,200ドット)、Ascend Mate7が6インチでフルHDと、高解像度ディスプレイ搭載機種になる。
6機種のラインナップは価格、ディスプレイなど、ある程度バランスの取れたものとなっているので、好みに合わせて選びたい。
端末ラインナップ |
《特典》
DMMmobileの特典はいくつかある。期間限定のものもあるので注意したい。
■特典1:最大2ヶ月間基本料無料
2015年2月28日までの期間限定だが、通話SIMプランを新規契約した方を対象に、開通処理が完了した月を含む2ヶ月間の基本料金が無料になる。
■特典2:10%のDMMギフト券
月々の請求額(端末支払代金は対象外)に対して10%の「DMMギフト券」が付与される。このギフト券は、毎月15日までに付与され、発行日から1ヶ月間使うことができる。ギフト券はDMM.comの各サービスで利用可能。動画、オンラインゲーム、電子書籍、PCソフト、通販、レンタルなど。
■特典3:DMMゲームズ・ポイントプレゼント
この特典は2015年1月31日までの期間限定。DMMmobileの新規申込をし、期間中にオンラインゲーム専用のプロフィール登録をした方に(既に作成中の方も含む)、DMMゲームズで利用できるポイント、1,000ポイントがプレ円とされる。ポイントの有効期限は付与日から14日間。
【情報元、参考リンク】
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