LINEでお金を送金・決済できるサービス「LINE Pay」が提供開始。LINE友だちへの送金、割り勘も可能

GAPSIS編集部 2014年12月16日

LINEは16日、無料通話・無料メールアプリ「LINE」の最新アップデートを配信開始したと発表した。今回のバージョン4.8には新たな機能として、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」が搭載され、全世界で提供開始となった。

イメージ

LINE Payは、通信キャリア、OSに左右されず、LINEユーザー間での送金、提携サービス店舗での決済ができるサービス。

まず大きな機能が送金機能で、LINE上の友だちに手軽に送金することができる。相手の銀行口座を知らなくても送金できる上、メッセージやスタンプを添えることも可能となっている。LINE Payから送金相手を選び、支払い金額、メッセージを入力するだけの簡単操作で完了する。

操作が完了すると、相手のLINE Pay口座に支払い金額が入金される。この送金手続きには手数料は発生しない。

LINE Payを利用するには、LINE上でLINE Payアカウントを登録し、銀行口座振替/コンビニエンスストア/Pay-easyでの支払いを通じた事前チャージ、もしくはクレジットカードでの支払い登録をすることで利用可能になる。チャージもしくはクレジットカードを使って支払う電子マネーのような扱いだ。

LINE Payでチャージできるのは最大で10万円まで。

また、送金機能については周辺機能として、特定のユーザーにLINEのトークを通じて支払い要請を行う「送金依頼」機能、合計の支払い額とLINE友だちの中から参加メンバーを選ぶだけで、均等に按分された金額を各メンバーに請求できる「割り勘」機能が搭載されている。

なお、LINE Payでチャージや送金されたお金は提携銀行を含む日本全国の多くの金融期間の口座で引き出すことができる。

さらに、決済機能も利用可能だ。

提携する店舗、ウェブサービス、アプリ内における支払いをLINEアプリ上から行うことができる機能で、まずはLINEスタンプなどのLINE及びLINE関連サービスの有料コンテンツを購入できる「LINEウェブストア」が対応した。

今後は提携店舗も順次拡大する予定。