Type-CコネクタとUSB3.1について |
Androidスマートフォンなどで採用されているmicro USB端子に挿すUSBケーブルのコネクタは、micro-Bコネクタだが、裏表の違いがあるため、差し込む際にはしっかりと向きを確認する必要がある。
向きを確認することは面倒な作業である上、逆向きに無理矢理差し込もうとすることで、端子を破損させたり、それが元で発火トラブルが起きる、という心配もある。Type-Cのコネクタではその面倒さや破損の不安が解消される。
Type-CコネクタはUSBの新規格であるUSB3.1で登場したもので、micro-Bコネクタと同程度のスリムな形状をし、リバーシブル仕様となっている。さらに、micro-Bの約2倍の抜き差し回数に対応する耐久性も持っている。
また、USB3.1ではUSB2.0の約20倍、USB3.0の2倍となる10Gbpsという高速データ転送を実現する。そして、従来よりも大電流での接続にも対応できるようになっている。
今回ラインナップされた商品は、3タイプで、「USB3-ACシリーズ」と「USB3-CCシリーズ」、「U2C-ACシリーズ」だ。
USB3-ACシリーズはもう一方がUSB3.1のAコネクタ(フルサイズ)で、USB3-CCシリーズはもう一方もType-Cコネクタになっている。前者では最大5V、1.5Aの電流に対応し、後者では最大U2C-ACシリーズは歳代5V、3Aに対応する。U2C-ACシリーズは、Type-CとUSB2.0[A]コネクタの構成で、最大で5V、1.5Aに対応している。
どの製品もデータ転送、充電に対応している。
また、それぞれケーブル長別にいくつかラインナップされているので、必要な長さのケーブルを選びたい。
とても魅力的なUSB3.1及びType-Cだが、新規格だけあり、Type-Cに対応した端子を持つ製品の登場はこれから、といった段階だ。現在の多くのスマートフォンで採用しているmicro-B端子には今回のケーブルは直接では接続できないので注意が必要だ。ただし、変換アダプタを介せばmicro-Bのスマートフォンなどにも繋ぐことができる。
しかし、今後はType-C製品が増えてくることだろう。
【情報元、参考リンク】
・エレコムダイレクトショップ
・エレコム/プレスリリース