ソフトバンクモバイルは14日、ウェアラブル端末を用いた実証実験を2015年1月中旬に福井県立恐竜博物館で実施すると発表した。
この実験では、メガネ型のウェアラブル端末や腕時計型端末を用いて、AR(拡張現実)技術による恐竜の映像表示や、展示の解説、館内のナビゲーションなどを行い、今後普及が見込まれるウェアラブル端末が新しいサービスや付加価値を生み出す可能性を検証するという。
そもそもこの実証実験は、ウェアラブル端末関連産業の育成を目的とする福井県の「ふくいe-オフィスプロジェクト補助金(ウエアラブル関連実証実験支援分)活用事業者募集」の公募にソフトバンクモバイルの企画案が採択されて実施されるものとなる。
実験では、ウェアラブル端末単独ではなく、ACCESSのiBeaconを用いた位置連動型コンテンツの配信ソリューションである「ACCESS Beacon Framework」、ウェアラブル端末などで撮影した画像とクラウドや端末内に登録した画像データを照合して物体の名称や詳細情報を画面に表示するNEC(日本電気)が独自開発した画像認識サービス「GAZIRU(ガジル)」も活用される。
iBeaconは様々な施設での活用が期待される技術で、位置情報と連動したサービスが提供可能となるので、使い方次第では面白いサービスが生み出される可能性がある。博物館との相性も良いものと想像できるので、この実証実験は注目だ。
なお、AR技術を使った恐竜探索ゲームも検証されるが、この素材の提供はセガトイズが行う。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクモバイル/プレスリリース
・福井県立恐竜博物館
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