衛星通信機器の販売やモバイル通信を主としたITソリューションの開発・販売等を行う日本デジコムは21日、アラブ首長国連邦・スラヤ社(Thuraya)が提供する衛星端末「スラヤIP+型高速衛星インターネット端末」を日本国内向けに販売開始したと発表した。
同社はすでに英インマルサット社の衛星インターネットサービス「BGAN」の通信サービス及びその端末を提供しているが、今回、新たに9月29日付けでスラヤIP+型衛星インターネットサービスに関する無線局の包括免許を取得している。
これによってスラヤIP+の提供が新たに始まることになった。
スラヤIP+では、小型軽量端末ながら最大で444kbpsという高速での通信が可能なことが大きな特徴で、従来のような従量課金型に加えて、月額の固定料金でのサービス提供も可能となっている。
また、スラヤIP+には外部アンテナを接続することもできるので、船舶用や車載用、屋外用のアンテナと組み合わせることで、据置型としての使用が可能だ。
衛星を使った通信サービスは、大規模災害時に携帯電話回線、固定通信回線などにトラブルが生じたときの代替手段として貴重なサービスであり、国内の携帯電話会社もインマルサット社やスラヤ社のサービス/端末を販売している。
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