ソフトバンクは3日、米レジェンダリー・エンターテインメント(以下、レジェンダリー)に対して2億5,000万米ドル(約270億円)の出資を行うことに両社で合意したと発表した。両社は今後の成長が期待される中国及びインド市場において、様々なモバイルプラットフォームを活用し、レジェンダリーが持つ各種コンテンツ、ライセンス、関連商品、その他知的財産の市場拡大を目指して合弁会社を設立する。
レジェンダリーはレジェンダリー・ピクチャーズで映画を、レジェンダリー・テレビジョン アンド デジタルメディアでテレビ及びデジタルコンテンツを、レジェンダリー・コミックスでコミックを展開し、特に映画「バットマン」シリーズ、「スーパーマン」シリーズ、そして最近では「パシフィック・リム」、ハリウッド版ゴジラ「GODZILLA」などで知られる。
レジェンダリー・ピクチャーズ関連制作の世界累計興行総収入は90億米ドルに達する規模だ。
ソフトバンクによる出資は10月中に完了する予定で、この出資に伴い、ソフトバンクのバイスチェアマン兼SoftBank Internet and Media, Inc.(以下、SIMI)のCEOであるニケシュ・アローラ氏はレジェンダリーの取締役に任命される予定。
レジェンダリーのChairman兼CEOであるトーマス・タル氏は本件について次のコメントをしている。
「孫 正義氏は、ソフトバンクを世界で最も尊敬される企業のひとつに成長させました。また、ニケシュの参画およびSIMIの始動により、メディア・エンターテインメント業界と今まで以上に関係を深める素晴らしい機会を得ました。我々は、SIMIにとって初のビジネスパートナーとなり、レジェンダリーの新たな成長を目指し協業していくことを大変うれしく思います」
また、ニケシュ・アローラ氏は「我々SIMIの目標は、ソフトバンクの持つ世界的なプラットフォーム、インターネットおよびメディア分野のパートナーを活用し、クリエイターたちのデジタル戦略を加速させ、海外展開を拡大させることです。レジェンダリーはすでに有力なコンテンツプロバイダーであり、このたびの出資について大変うれしく思います。また、彼らの保有する、成功を収めた映画作品やその他の素晴らしい新コンテンツを、これまで以上に多くの世界中の人々へ届けることができるようになることを楽しみにしています」と述べている。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンク/プレスリリース
・レジェンダリー
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