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ソフトバンク、インドのタクシー配車アプリの「オラ」へ約227億円を出資

SoftBank Internet and Media, Inc.(以下、SIMI)は28日、インドのANI Technologies Pvt. Ltd.(以下、通称「オラ」)に対して、SIMI主導で既存株主とあわせて総額2億1,000万米ドル(約227億円)の出資を行うことに正式合意したと発表した。

SIMIは同日、インド最大級のEコマースサイト「snapdeal.com」を運営するスナップディールへソフトバンクグループが約677億円の出資を行うことも発表しており、インドの企業への出資案件が2件発表されたことになる。

オラもスナップディールと同様にまだ設立間もない企業で、2011年に創業している。

インドにおける最先端のタクシー配車プラットフォーム事業者として事業を拡大している。ユーザーはスマートフォン向けのアプリやウェブサイト、コールセンターを介してタクシーの配車予約をすることができる。

現在、オラはインドの主要19都市において、車両を33,000台以上配備している。

SIMIは、今回の戦略的投資とパートナーシップを通じて、インドにおけるソフトバンクグループのプレゼンスをさらに高めるとともに、グループ内のインターネット企業群との連携によるシナジー創出を目指すという。

ソフトバンクの代表取締役社長、孫正義氏は次のようにコメントしている。

「ソフトバンクは創業以来、『情報革命で人々を幸せに』という経営理念のもと、事業を進めてきました。インドは現在さらなる発展に向けてターニングポイントを迎えており、今後十年に渡り、力強く成長し続けると確信しています。この確信のもと、インド市場の発展をサポートするため、今後数年インドに戦略的投資をしていきたいと考えています」

また、オラの共同創業者兼CEOのバーヴィッシュ・アガーワル氏は、「われわれは、オラの著しい成長スピードに誇りを持っています。オラはインドにおけるモバイルインターネット革命の最先端におり、出資者かつ世界中にネットワークを持つ戦略的パートナーであるソフトバンクは、これまでの経験や知識をオラの今後の成長に生かしてくれるでしょう。われわれは、インド国内においていつでもどこでもシームレスな移動を可能にするというビジョン達成を目標に、運転手たちが自立してスキルを高めていけるエコシステム作りに注力していきます」

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース(PDF)

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