調査会社のMMD研究所は8日、シニア層(60歳以上)の方を対象とした携帯電話の調査結果を発表した。この調査によれば、シニア層のスマートフォン所持率は27.6%で、昨年よりも4.4%増加している。また、すでにスマートフォンを所有している方のうち77.9%の方が次もスマートフォンを購入すると回答している。
まず、この調査は9月19日から21日までの間に60歳以上の男女を対象に、オンラインで行われている。有効回答数は2,020人で、携帯電話端末を所持している方の回答で、男女比は50%だ。
一つ一つ質問項目を見ていくと、まずは携帯電話端末の所持率だが、冒頭で述べたように、スマートフォンの所持率は27.6%、フィーチャーフォンの所持率は72.4%となっている。
2012年にはスマートフォンの所持率は12.3%に過ぎなかったが、現在は27.6%と2倍以上になっており、徐々にではあるが比率が上がっていることが分かる。
次に、現在所有している端末の購入時期だが、45.3%の方が2011年12月以前と答えている。さらには「覚えていない」という回答の中にも2011年12月以前の方が含まれていることを考えると、約半数近くの方が少なくとも約3年は前の端末を今も使っていることになる。このように多くの方が一つの端末を長期間使い続ける傾向にあることを考えると、意外とスマートフォン所持率は高いのかもしれない。
現在スマートフォンを使っている方は次に購入する端末もスマートフォンに、と考えている方が多いことも分かった。各キャリアの普通のスマートフォンに変えたいと考えている方は65%、シニア向けスマートフォンは1.3%、そして、ドコモやauなどの回線を使ってサービスを提供する格安スマートフォンは5.7%となっている。
そして、現在フィーチャーフォンを使っている方は、42.1%が次もフィーチャーフォンと考えている。しかし、9.7%がスマートフォン、10.3%がシニア向けスマートフォン、3.7%が格安スマートフォンと答えている。
この回答からも徐々にスマートフォンへの移行が進んでいることがわかる。
しかし、フィーチャーフォンのユーザー向けの質問であるフィーチャーフォンの選択理由のトップが「通話・メール以外の機能を使わないから」「月額料金が安いから」という項目であることを考えると、やはり劇的な速度でスマートフォンへの移行が進むということもなさそうだ。
(出典:MMD研究所)
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