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HTC、13MPカメラを前面と背面に搭載したスマートフォン「HTC Desire EYE」、高機能画像処理ソフトウェア「HTC EYE Experience」を発表

HTCは米国時間8日、Android搭載スマートフォン新モデル「HTC Desire EYE」、高機能画像処理ソフトウェア「HTC EYE Experience」、共同動画編集コミュニティ「Zoe」、そしてスティック型のカメラ「RE」を発表した。REについてはこちらの記事を参照してほしい。


新たに登場するHTC Desire EYEは、「EYE」というワードが入ったことが特徴を示しており、カメラ構成が独特だ。13メガピクセルのカメラを前面と背面に搭載している。いわゆる一般的なスマートフォンでメインカメラと呼ぶほど高性能な背面カメラと同程度のものを、HTC Desire EYEでは背面と前面両方に搭載している。

ただし、レンズの仕様は異なる。背面カメラはF2.0、焦点距離28mm、前面カメラはF2.2、22mmのレンズを採用している。

これの高性能な前面カメラにより、質の高い自分撮りができる。そして、自分撮り用に便利な機能がいくつか搭載されている。

例えば、タイマー撮影ではなく一定の時間カメラを静止させることでシャッターを切るという「オートセルフィー」機能がある。タイマー撮影にはタイマー撮影の良さがあるが、シャッターを切る瞬間に手がブレてしまう可能性もある。しかし、オートセルフィーの場合は一定時間静止した時に撮影するので、より確実な撮影が可能だ。

他にも、特定の言葉をしゃべってシャッターを切ったりすることもできる。

また、両面メインカメラを活かす面白い機能として、前面と背面のカメラで同時撮影した画像を並べて1枚にする機能、背面のカメラで撮影した写真に前面カメラで取った写真から顔の部分を切り抜いて合成するような機能がある。

LEDフラッシュも前面と背面に両方装備されている。

カメラを使いやすいよう、2段階のカメラキーも搭載する。浅く押すとフォーカスロックで、深く押すとシャッターを切る、普通のカメラと同じ使い方だ。

そして、画像処理ソフトウェア「HTC EYE Experience」と、「Zoe」なども利用可能だ。画像処理ソフトウェア「HTC EYE Experience」はHTC Desire EYE以外のHTC製スマートフォンでも利用できる。

例えば、ビデオチャットの品質を向上させる顔追跡機能がある。通話している人が常に画面の中にしっかりと表示されるように維持してくれる。しかも、一人に限らず同じ部屋にいる4人までを追跡することができる。Skypeなどのサービスでも便利に働いてくれる。

「Split Capture」機能では、前面と背面のカメラで同時撮影した写真だけでなく動画も一つに組み合わせて分割表示することができるので、例えば旅の景色と同時に自分の反応を記録し、それを同時に確認できる、という新しい体験を楽しめる。

「Crop-Me-In」機能は、先ほど簡単に紹介した機能で、前面カメラで撮影した写真やビデオから切り取った自分の映像を、背面カメラで撮影したものに合成できる機能だ。

「Live Makeup」機能では、肌の滑らかさを好みの状態に設定し、撮影する前にリアルタイムでその効果をプレビューできる。

カメラ以外の特徴では、3つの専用マイクによって周囲で騒音などがあってもクリアに通話できる性能や、HTC BoomSound、約5.2インチの大型フルHDディスプレイ、防水対応な
どがある。

主なスペックはOSがAndroid 4.4.2、プロセッサはQualcomm Snapdragon 801 2.3GHz、メモリは2GB RAM、16GB ROM、ディスプレイは約5.2インチで解像度1,920×1,080ドットのIPS液晶、バッテリー容量は2,400mAhなど。



【情報元、参考リンク】
HTC Desire EYE公式サイト

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