GALAXY S5 Active SC-02G |
そもそも、道具として考えると、どんな状況で使っても壊れにくいのが理想なのではないだろうか? 現在、多くのスマートフォンはせいぜい防水・防塵程度だが、長期的に見れば、耐衝撃性も常識的な機能になるのではないか? と僕は思っている。
この記事では、ドコモが開催した発表会の会場で展示されていた実機をチェックしたレポートを気になった点にフォーカスしてお届けしたい。とはいえ、既に発売済みの端末でもあるので、すでに購入済みの方もいると思う。
GALAXY S5 Activeの紹介パネル |
■タフさ、物理ボタンが魅力
さて、このGALAXY S5 Activeはどの程度のタフさを持っているのか?
この種のタフなガジェットにおいて、タフさを紹介する基準としてよく使われる米国防総省の調達基準であるMIL規格だが、この端末もその例外ではなく、MIL規格に準拠した試験をクリアしている。具体的には「MIL-STD-810G」の18項目に準拠しているとのことだ。
MIL-STD-810Gについて |
高さ1.5mからの落下とか、IPX5/7・IP6Xの防水・防塵対応で、かなり日常的に気楽に使えそうだ。また、低温にも強く、-51度までOKなのでウィンタースポーツ時にもいいかもしれない。
そして、そのようなタフさに加えて、操作性もそれを見越した設計になっている。
最近のAndroid端末では、ホームボタンをはじめとするナビゲーションボタンが、物理ボタンではなくなってきている。大抵の機種ではタッチキーだ。物理ボタンではないので、耐久性という部分では優れているのかもしれないが、素早い操作ができるか、という部分ではマイナスでもある。
また、アウトドア的に見ると絶望的に面倒な場合がある。つまり、手袋などをしていると操作できないわけだ。そのため、このGALAXY S5 Activeでは3つのボタンを物理ボタンにしている。
なんとも懐かしいフォルムとも言えるが、やはり物理ボタンはアウトドアでなくとも、日常利用時にスピーディに操作できて便利だ。
■ボディの薄さ
タフな端末のわりに、ボディが意外と薄いこともGALAXY S5 Activeの取り柄だ。もちろんスタンダードモデルのGALAXY S5よりは厚いが、そう悪くない。ごく普通の感覚で使うことができそうだ。
右がGALAXY S5 Activeで、左がGALAXY S5。Activeもかなり薄いのことがわかる。 |
■Activeキー
GALAXY S5 Activeには側面にActiveキーというボタンがある。このボタンを押すと、電子コンパスや気圧計など、アウトドアで便利な機能を起動できるのが便利だ。このあたりのギミック感は他のスマートフォンにはない感じだ。また、このActiveキーには好きなアプリを設定することもできるので、好みに応じて変更すれば便利だろう。
カメラ用のLEDライトをトーチライト代わりにできる。どのスマートフォンでも可能ではあるが、明るい。 |
青いボタンがActiveキー |
アウトドア向けアプリの起動メニュー |
気圧計/高度計のアプリ |
■基本的な仕様を確認
GALAXY S5 Activeの基本仕様も確認しておこう。基本部分はGALAXY S5だ。OSはAndroid 4.4で、プロセッサはMSM8974AC クアッドコア2.5GHz、メモリは2GB RAM、16GB ROM、microSDカードスロットは最大で128GBのmicroSDXCカードまでサポートする、ディスプレイは約5.1インチのスーパー有機ELで、解像度は1,920×1,080ドット、バッテリー容量は2,800mAh、ボディサイズは約145×74×9.2mm、重さは約171g、メインカメラは約1600万画素、サブカメラは約210万画素、Bluetoothは4.0、ハイレゾオーディオ対応、ワンセグ対応(フルセグは非対応)、「VoLTE」対応などだ。
■まとめ
この端末はS5ベースのおかげか、タフなわりには薄く、携帯しやすいのがいい。普通のスマホと比較すると、かなりギミック感が強く、カシオのG-SHOCKが好きなような人なら、かなりの魅力を感じることだろう。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/GALAXY S5 ACTIVE製品ページ
・NTTドコモ/GALAXY S5 Active製品ページ