GALAXY Note Edge SC-01G |
本記事では、ドコモの新商品発表会で展示されていた実機のレポートをお届けしたい。
GALAXY Note Edge SC-01Gの紹介パネル |
「GALAXY Note Edge」の最初のお披露目はドイツ・ベルリンで9月に開催された家電見本市の「IFA 2014」だが、僕はエボラ出血熱が怖くてIFAには行かなかったので、GALAXY Note Edgeに触れるのは今回が初となる。
さて、この端末の最大の特徴は「曲がったディスプレイ」だ。ユーザーから見たときに、右のサイドの部分までがタッチディスプレイとなっているのだ。
はじめにこのディスプレイの話を聞いたときには「だから何?」と思ったが、実際に目にした実機はその曲がったディスプレイを実に効果的に使っていた。
サイド部分は「エッジスクリーン」と呼ばれ、デフォルトではラウンチャー的な画面で各種アイコンが並んで表示される。このエッジスクリーンの表示内容は、エッジ上で指を滑らせることで切り替えることができ、いくつものラウンチャー画面を使うことができるようになっている。
エッジスクリーンについて |
もちろん、Androidスマートフォンでは、メインのホーム画面にもアプリのアイコンが並んでいるわけだが、ホーム画面を全くスワイプせずにラウンチャーを使えるというのは実に便利な印象がある。このエッジスクリーンのラウンチャーに登録するアイコンなどはカスタマイズ可能なので、本当によく使うアプリなどをセットしておけば便利だろう。
エッジスクリーンに表示する内容はカスタマイズできる |
このエッジスクリーンに表示できるのはラウンチャーだけでなく、天気や時計などの様々な情報も表示できるし、定規を表示させることもできる。外出時に手軽に長さを計測することができたりするのも面白い。
定規を表示することもできる |
また、カメラ機能も進化していて、最近、世界的に流行している(?)セルフィー(最近日本でも「自分撮り」のことをメーカーやメディアが「セルフィー」と呼び始めている)では、画角が90度とかなり広くなっている。
自分撮りの画角がワイドだ |
さらにセルフィー撮影時に、「ワイド自分撮り機能」という機能を使えば、よりワイドな撮影も可能となっている。パノラマ撮影のようにカメラを動かして撮影することで最大で120度の広さの画像を撮影することができる。大人数での記念撮影などの際に重宝するかもしれない。
さらにワイドな「ワイド自分撮り」を使うこともできる |
そして、GALAXY Noteといえば、言うまでもなく、付属のタッチペンでの手書き機能も便利に使える。専用タッチペン「Sペン」は筆圧の感度レベルが「GALAXY Note 3」に対して倍に向上しているので、より繊細なタッチでの手書きが可能になったほか、Sペンを使った機能も多機能化してきている。
専用タッチペン「Sペン」は本体に収納できる |
個人的な印象にはなるものの、正直に言って、GALAXY Note 3は機能的には優れた面を持ちながらも「華」がなかったように思う。しかし、今回のGALAXY Note Edgeは十分な華を備えていると思う。
最近のスマートフォンは一つの進化の限界を見せていたように思うが、GALAXY Note Edgeはその壁を越えて進化した感のある魅力的な端末だ。
なお、発売日はチャコールブラックが10月下旬で、フロストホワイトが11月中旬の予定となっている。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/GALAXY Note Edge製品ページ
・NTTドコモ/GALAXY Note Edge製品ページ
・【取材レポート】GALAXY Note EdgeやGearの先進機能が紹介された「GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO」