PS4リモートプレイのイメージ |
Xperia Z3は、Xperia Z、Z1、Z2と続いてきたフラッグシップモデルの最新機種として今秋以降に日本を含めた各国の市場で発売される。Xperia Z3 CompactはXperia Z3と比べると画面が小さいもののほぼXperia Z3の小型版といった端末で、ホワイト、ブラック、オレンジ、グリーンという4色のカラーバリエーションを持つ。
これらZ3シリーズ3機種では、Xperiaシリーズでは初となる、「PlayStation 4」(以下、PS4)のリモートプレイに対応する。リモートプレイは現在は携帯ゲーム機「PlayStation Vita」が対応している機能で、自宅に設置してインターネット回線に繋いだ状態のPS4を遠隔操作でプレイできる機能だ。
PlayStation Vitaの場合、例えば外出先から自宅のスリープ状態のPS4を起動し、インストールしたゲームやディスクをセットしたゲームをPlayStation Vitaの画面に映してプレイできる。いつでもどこでも自宅のPS4を遊べる便利な機能だ。もちろん、PlayStation Vitaの場合、NTTドコモやau、ソフトバンク、WiMAX/WiMAX 2+などのモバイル回線をWi-Fi経由で繋いで遊ぶことが可能だし、公衆無線LANサービスなどを使ってもいい。
このPS4のリモートプレイがXperia Z3、Xperia Z3 Compact、Xperia Z3 Tabletでも利用可能になる。
ただし、Xperia Z3シリーズでこの機能を利用するには、PS4のシステムソフトウェアの更新が必要になる。また、Xperia側にPS4 Remote Playアプリをインストールする必要と、ワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK4」、Sony Entertainment Networkのアカウントが必要になる(DUALSHOCK4がない場合は、画面上にボタンが表示されるソフトウェアコントローラーでの操作となる)。利用イメージは上図と下図を参照して欲しい。
PS4リモートプレイ時のイメージ |
この機能はPS4のユーザーにとっては非常に嬉しいものとなるはずだ。
Xperia Z3とXperia Z3 Compact |
Xperia Z3は約5.2インチのフルHDの「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載するスマートフォンで、IP65/68相当の防水・防塵性能を備え、ボディの厚みは約7.3mm、サイズは約146.5×72mm、重さ約152gとなっている。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーンの4色だ。バッテリーの容量は3,100mAh。メモリは3GB RAMだ。
Xperia Z3
一方のXperia Z3 Compactは約4.6インチでHD解像度のスマートフォン。サイズは約127.3×64.9×8.64mmで、重さは約129g、バッテリー容量は2,600mAhで、メモリは2GBだ。
両機種ともに1/2.3型・約2,070万画素のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、焦点距離25mmの新しい「Gレンズ」を採用したメインカメラも魅力だ。ISO感度が最大12800になり、暗い場所での撮影がより可能になり、電子式手ブレ補正も進化している。
Xperia Z3 Compact |
オーディオ面では、Xperia Z2と違い、対応ヘッドフォンを使ってハイレゾ音源を楽しむことが可能になった。さらに、MP3やAACなどの圧縮音源の解像度をハイレゾ相当にアップスケーリングする技術DSEE HXも採用し、ウォークマン機能が強化されている。デジタルノイズキャンセリグ機能も継続搭載している。
Xperia Z3とXperia Z3 CompactのCPUはどちらもQualcomm Snapdragon 801クアッドコア2.5GHz。
タブレットのXperia Z3 Tabletは、約6.4mmと薄く、そして約270gの軽いボディが大きな魅力だ。丸みを持たせたフレームと高剛性のFRPパネルを一体成型し、Xperia Z3、Xperia Z3 Compactと共通デザインコンセプトをベースとし、片手でも使える快適性を実現している。
ただし、Xperia Z2 Tabletから画面サイズが小さくなっている。サイズは約8インチで、解像度はフルHDだ。逆に持ち運びはXperia Z2 Tabletよりもしやすくなったと言える。
Xperia Z3 Tablet
また、Z3シリーズよりもスペックを落としたエントリークラス向けのスマートフォン「Xperia E3」も発表されている。
【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース