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ソニー、透過式のメガネ型端末「SmartEyeglass」を発表。スマホと連携し、その時の状況に合わせて様々な情報表示。アプリでの機能拡張が可能

ソニーは19日、Androidスマートフォンと連携し、テキストやシンボル、画像等の情報を視界に重ねて表示することができる、透過式のメガネ型端末「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を開発したと発表した。

SmartEyeglassと利用イメージ

連携できるAndroid端末はAndroid 4.1以降のOSを搭載したものだが、カメラのビデオ機能を使いたい場合はAndroid 4.3以降となる。

このSmartEyeglassは、カメラ、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイク、Bluetooth 3.0、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n準拠)などを搭載したスマートグラスで、本体の重さはメガネ部が約77gで、コントローラー部が約44gとなっている。

ディスプレイの解像度は419×138ピクセルで、緑単色で256階調の表示が可能となっている。輝度は最大で1,000cd/m2で、背景のシースルー透過率は85%以上だ。

様々なセンサーを搭載し、さらにはスマートフォンとの連携によって位置情報も取得できるので、それらの情報を活用し、ユーザーのその時々の状況に応じた情報を表示できるようになっている。

ソニー独自のホログラム光学技術によって、視野を遮るハーフミラーを使わず、85%の透過性を持った厚さ3.0mmの薄型レンズを実現している。

SmartEyeglassはメガネ部とコントローラー部から構成される

スマートフォンと連携して使うため、スマートフォンのアプリ次第で、多彩な活用シーンが期待される。様々な機能を将来的に利用できるようになる可能性がある。例えば、見ている対象物から目を反らすことなく、ハンズフリーで情報を入手できるため、歩行中にナビゲーション表示を見たり、料理をしている時に手元から目を離すことなくレシピを確認したり、スタジアムでスポーツ観戦をする時に、試合を見ながら関連情報を表示するなどの使い方が想定される。

ソニーは活用シーンを広げ、様々な機能を利用できるようにするため、ソフトウェア開発キットを19日にリリースした。この開発キットを使うことで、サードパーティの開発者がSmartEyeglass向けのアプリを自由な発想で開発することができる。

SmartEyeglassは、まずは2014年度内に開発者向けに発売し、アプリの充実化をはかり、一般ユーザーを対象とする商品化に向けた開発を加速していく予定。

緑単色ながら256階調表示が可能なので顔写真も十分分かる

レシピを表示する例

歩行者ナビアプリ「いつもNAVI for SmartEyeglass」

ランナー向けアプリ 「グラッソン」

周辺ソーシャルメディア情報配信アプリ 「Localive(ロカライブ)」

【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース

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