isai FL LGL24 |
オーディオ面でもハイレゾオーディオの再生に対応するなどの特徴があるが、やはりこの超高解像度液晶がisai FLのハードウェアの最大の特徴だろう。
そして、ディスプレイの表示クオリティも特徴の一つだ。非常に発色が良いというよりはナチュラルで繊細。再現性が高いと思う。多くの人が美しいと感じることだろう。
ロック画面の画像も美しい |
■超高解像度液晶のありがたみ
この超高解像度液晶は、写真や動画を表示するときに実に繊細に表示してくれてありがたい。冒頭でも述べたが、やはり、これがisai FLの最大の魅力だろう。
ドット数が多く、表示密度が高いので、文字なども美しく表示してくれるのがいい。そのおかげで、電子ブックなども快適に読めるし、ブログなどの長文を読んでいても疲れにくい。
最近ハマっているゲーム「Ingress」をプレイするのも実に快適だ。
電子ブックも読みやすい |
素直な色再現性で写真もいい感じに表示できる。 |
大画面で解像度が高いのでイングレスも快適にプレイできる。 |
■isaiスクリーン
「isaiスクリーン」とは、SNS、動画、ニュースなどの情報を1つの画面に表示し、スワイプだけで表示情報を切り替えることができる機能だ。この機能はいまいち話題にならないが、「HTC J butterfly HTL23」やサムスン電子のタブレットなど、いくつかの機種で同様の機能を搭載しているので、こうした機能はある程度の評価を得ているのだろう。
isaiスクリーンの例
■個人的に優位性をあまり感じないボリュームボタン
この機種のボディデザインの特徴として、ボリュームボタンが背面の上部にあることが挙げられる。
一般的にはボリュームボタンは側面にあることが多い。しかし、ディスプレイが大きなスマホでは幅が広くなってしまうため、側面にボタンがあるよりも背面にあったほうが手が届きやすいという意図らしい。だが、逆に背面は見えないので、操作時に背面を向けてボタンの位置を目視で確認しなければならないなど、不便なものを感じた。
まあ、慣れればいちいち目で確認しなくても問題なく操作できるのかもしれない。
個人的にはあまりありがたみを感じない背面のボリュームボタン。 |
ラウンドボディのおかげでディスプレイサイズのわりに持ちやすい。 |
iPhone5sと比較するとデカいが、男が日常用途で使うなら大きさはそう気にならない。 |
■isaiは異彩を放つか?
isai FLはディスプレイの解像度が高いことが魅力なのだが、最もその威力を感じるのは、個人的には電子ブックを読むときと、Ingressをプレイするときだ。電子ブックでは特にいい感じだ。
LGエレクトロニクスの意図とは異なるのかもしれないが、isai FLはその名前のように「異彩」を放っていないというか、逆に実用性が高く手堅い端末のように感じる。
■isai FLの主な仕様
最後にisai FLの主な仕様を紹介しておきたい。
- OS:Android 4.4
- CPU:Qualcomm MSM8974ACクアッドコア2.5GHz
- メモリ:2GB RAM、32GB ROM
- 外部メモリ:microSD(最大:128GB microSDXC)
- ディスプレイ:5.5インチ、2,560×1,440ドット
- バッテリー:3,000mAh
- 本体サイズ:約76× 145 × 10.5 mm
- 重さ:約154g
- Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- カメラ:メイン約1,320万画素、サブ約130万画素
- テレビ:ワンセグ/フルセグ
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
isai FL製品ページ