大手3キャリアのスマートフォンを使っていると、なんで今PHSなの? というイメージを持つかもしれないが、10月からPHS回線もMNP可能となり、例えばNTTドコモやauのスマートフォンからワイモバイルへMNPしてPHSで電話(音声通話)用に運用し、手元に残ったスマートフォンをMVNOによる格安のSIMカード/サービスで運用するという、使い方も可能となる。
▲京セラ製STOLA 301KC |
特に、今回発表となったSTOLA 301KCはコンパクトで待受時間も長いので、スマートフォンとの2台持ちにちょうど良い端末と言える。
STOLA 301KCは「STOLA WX08K」の後継に当たるモデルで、特徴的なスタイルとカラーを継承しつつ、1,020時間の待受時間と、ドーム型のキーを採用したことで使い勝手が向上している。ドーム型というのは、ようするに凸のように盛り上がったフォルムで丸みを帯びている形だ。
ベースとなるボディーカラーは「ブラック」「ホワイト」の2色で、別売のカラフルな5色のリアカバー(「ブルー」「ライトグリーン」「ライトピンク」「オレンジ」「ピンク」)を使って、着せ替えが楽しめる。
▲リアカバー交換で楽しめるカラフルなカラーバリエーション |
コンパクトながらしっかりとしたキーのクリック感があり、メールなども打ちやすい。外観のデザインのポイントとして、リアカバーの枠が本体より大きいので、前面から見るとリアカバーがフレームカラーとして機能する細かい作り込みがなされている。
▲横幅46mmのコンパクトな端末だがキーが押しやすく使いやすい |
▲上面にはストラップホールがある。ストラップはリアカバーを外して取り付ける |
▲下面には充電用のmicro USB端子 |
▲リアカバーを外して電池交換が可能だ。省電力設計のPHSなのでバッテリー容量は800mAhでも十分 |
▲横のキーが離れているため目的のキーが分かりやすく、ドーム型をしているので押しやすい |
▲待受が1週間可能という省電力性能が特徴のコンパクトな端末 |
前機種にあったカメラ機能が省略されたが、通話とメールのみならこれで十分だし、スマートフォンとの2台持ちなら尚更だ。サイズは高さ約118mm × 幅役46mm × 厚さ13.9mm、重さ約75g。10月からはPHSでもSMS(ソフトウェアアップデート後)が使えるようになるので、各種SMS認証手続きも問題ない。
STOLA 301KCの発売は8月1日だ。
続いてビジネス向けのPHS端末、BISINESTA 301JRだが、こちらは「WX330J」の後継機で、通話音声の向上とアンテナを強化している。本体よりせり出した部分には内蔵アンテナが搭載されており、さらに右上には引き出し式のアンテナを搭載することで、2つのアンテナを搭載していることになり、電波の弱い構内などでも繋がりやすい。
▲日本無線製BISINESTA 301JR |
コンパクトながら横並びのキーが離れたレイアウトとなっているため操作しやすい。この機種にはICレコーダー機能が搭載されているが、上部のファンクションキーにICレコーダーを登録しておくと、簡単に通話の録音ができる。ちなみに通話の録音は相手側だけではなくこちらの音声も録音可能となっている。
▲キートップはオーソドックスな形状となっている |
ストラップホールを兼ねた上部のアンテナ部分と、アンテナを引き出したところ。企業内PBXと接続して内線電話として使用することも可能で、その使用ケースが多く想定されている端末なので、アンテナの強化は心強い。
▲本体からせり出したL型のアンテナが特徴的だ |
「W-VPN」サービス利用で外出先でも内線番号で呼び出せ、尚且つオフィスとBISINESTA 301JR間の通話は定額料金でカバーできる。
▲micro USBからの給電が可能だ |
側面にはmicro USB端子がある。キャップには防水・防塵対策が施されている。防水性能はIPX5/IPX7相当、防塵はIP5X相当の性能をもつ。
▲充電は卓上ホルダで行える |
▲カラーはホワイトのみとなる |
▲キラリと個性が光る端末だ |
BISINESTA 301JRは、外回りの多い営業職や構内作業、工事現場、そして水回りの仕事のある飲食店など様々なビジネスシーンを想定したコンパクトな端末だ。
こちらも発売は8月1日となっている。
(記事:m2_303)
【情報元、参考リンク】
・ワイモバイル
・Y!mobile オンラインストア