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具体的には、テレビから音波を介したデータ通信でスマートフォンへ直接クーポンを配信し、そのスマートフォンを店舗でNFCタグやiBeacon機器にかざすだけでクーポンを利用でき、特典を受け取れる、という一連の仕組みの実験になる。
O2O2Oは、テレビからインターネット(オンライン)、さらに実店舗(オフライン)へ誘導して商品の購入を促す施策や、テレビ経由でのオンラインの情報接触行動によりオフラインでの購買行動に影響を与える施策のことを指している。
今回はまずスマートフォンに専用アプリ「メ~ポン」をダウンロードし、メ~テレの地上波データ放送中に欲しいクーポンを選択すると、テレビからの音波をアプリ「メ~ポン」が認識し、クーポンを取得できる。取得したクーポンは、中部国際空港セントレアの対象店舗に設置されたNFCタグやiBeacon機器にかざせば利用できる。
注目点はいくつかあるが、まずはテレビからの音波でクーポンを取得できる技術だ。
これは、音声によってデータ通信や位置を推定する、KDDI研究所が開発する音波通信技術「サウンドビット」と呼ばれるもので、過去に何度か展示会などで展示していたこともある。
テレビやスマートフォンなどスピーカーから発せられる音を使ってデータ通信ができるので、幅広い利用シーンが想定される。
音による通信距離は最大7mで、通信速度は15bps程度だが、短縮URLやID等、小さいサイズのデータなら1秒から数秒程度で問題なく送受信できる、ということで、今回のようなクーポンの配信などには適している。
実証実験は8月9日から17日まで行われる予定で、クーポンはその間に配信され、クーポンの利用可能期間は8月15日から17日となっている。
アプリ「メ~ポン」はGoogle Play、App Storeで「メ~ポン」で検索すればヒットする。もしくは下記リンク先の公式サイトで確認してほしい。
http://www.nagoyatv.com/mepon/
アプリのイメージ |
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース