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【取材レポート】10.5インチと8.4インチのプレミアムタブレット「GALAXY Tab S」発表会&実機

8月1日に発売となったサムスン電子製Androidタブレット「GALAXY Tab S」の発表会が7月31日に都内で行われた。発表会ではフラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏による約2万本の生花からなるウォールに、GALAXY Tab Sが埋め込まれるという、GALAXY Tab Sのディスプレイの美しさを強調した演出がなされていた。

▲GALAXY Tab Sを手にしたゲストのモデルの西山茉希さんとニコライ・バーグマン氏

今回発表となったGALAXY Tab Sのラインナップは、ディスプレイサイズが10.5インチと8.4インチの2モデル。ボディーカラーは、10.5インチはTitanium BronzeとDazzling Whiteの2色、8.4インチはDazzling Whiteのみとなっている。

▲2万本の生花による美しいウォールとGALAXY Tab Sがコラボレーションしていた

GALAXY Tab Sは「プレミアムタブレット」と位置付けされており、なかでも「ディスプレイ」「性能」「デザイン」を大きな魅力として打ち出している。特に、WQXGA(2560×1600ドット)のスーパー有機ELはAdobe RGBの約90%以上を再現できるとし、液晶ディスプレイより1.3倍の広色域を実現している。特に濃いエメラルドグリーンの再現ができる点が強みとなっている。

CPUには8つのコアを搭載したサムスン電子の「Exynos 5」を採用し、1.3GHzのクアッドコアと1.9GHzのクアッドコアCPUを負荷に応じて使い分けることで省電力性能と高い処理能力を両立している。内蔵のメモリー(RAM)は3GBで、内蔵ストレージは8.4インチが16GBで10.5インチが32GB、そして、それぞれのモデルにmicroSD 32GBが付属する。

ボディ背面の処理や側面のフレームは、同社のAndroidスマートフォン「GALAXY S5」のコンセプトを踏襲したもの。厚さ約6.6mmで、10.5インチモデルの重さは約465g、8.4インチの重さは約294gと、数字で見るよりも実際に手にしてみると薄さ、軽さをより実感できる。特にフットプリントの大きい10.5インチは重量バランスを均等にしているとのことで一枚の板のような一体感が感じられた。

共通のスペックとしてWi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、メインカメラが約800万画素、サブカメラは約210万画素、Bluetooth 4.0、指紋認証センサー搭載、ステレオスピーカー搭載など。

▲実際にGALAXY Tab Sを試してディスプレイの表現力に満足しているというニコライ・バーグマン氏

▲ディスプレイが綺麗なので写真を撮ることが楽しくなったという西山茉希さん

▲ステージ後方のテーブルにもフラワーアートが飾られていた。GALAXY Tab Sの画面にはプレゼン資料や写真が表示されていた

▲発表会場にはタッチ&トライコーナーも用意されていた


■GALAXY Tab S 10.5インチ

▲GALAXY Tab S 10.5インチモデル

10.5インチモデルは写真や動画を楽しむのは勿論、ビジネスのプレゼン用や電子書籍・雑誌を読むには最適のサイズだ。従来のタブレットよりも狭額縁となっているので、画面サイズの割にボディが小さい。特徴的なのは物理キーのホームボタンとタッチセンサー式のタスクキー、戻るキーで、WQXGAの解像度をフルに活かした表示ができるのはこの独立したナビゲーションキーのおかげだ。

本体サイズは高さ約177.3mm × 幅約247.3mm × 厚さ約6.6mm、バッテリー容量は7,900mAhだ。ディスプレイは過去の有機EL搭載タブレットよりも自然な発色となっており、色の再現に重きをおいてチューニングされている。これにより、ある色だけ突出して立体感を失うということが起こらず、自然かつ色彩豊かな表現ができている。

また、「アダプトディスプレイ」技術によって、表示するコンテンツに応じて自然な色合いとなるよう調整される。動画や写真、Webページ、電子書籍などに対してそれぞれ適した色の再現方法、そして、目が疲れないような配慮がなされているとのことだ。

2つのアプリを同時に起動し、なおかつアプリ間のコピー&ペーストが可能となった「マルチウィンドウ」機能と、GALAXY S5とWi-Fi接続してGALAXY Tab Sの画面からGALAXY S5をコントロールしてしまうという「Side Sync」機能を搭載する。マルチウィンドウを使用したまま、ウィンドウ表示のSide Syncを使用するということも可能だ。なお、Side Sync機能は著作権保護された映像は表示できないようになっている。

▲Bookカバーはスタンドとしても利用できる

▲背面はGALAXY S5と同じ処理がなされているが防水ではない

▲虎の毛の細かい部分までしっかりと解像している

▲会場ではWi-Fiの混線のため残念ながら見ることができなかったSide Syncのデモ。
GALAXY S5の画面がGALAXY Tab Sにウィンドウ表示される

▲キッズモードはお絵かきアプリやカメラなどで遊ぶことができる。勝手に終了できないようPINコードによって保護されていた

▲同時発売の4色の純正Bookカバー

▲Bookカバーは本体背面の丸いスイッチのようなパーツにはめ込んで固定する

▲折り返しが付いているため両側面が保護される形状だ

▲折り返し部分はマグネットで固定されるため勝手に開くことはない。折り返し部分の下にはカメラがある


■GALAXY Tab S 8.4インチモデル

▲GALAXY Tab S 8.4インチ

8.4インチモデルはコミックなどの電子書籍に最適なサイズで、狭額縁と薄さも相まって、握って持てる絶妙なサイズとなっている。10.5インチと違い、ホームボタンは縦位置で持ったときの下に来るレイアウトとなっている。

本体サイズは高さ約212.8mm × 幅約125.6mm × 厚さ約6.6mm、バッテリー容量は4,900mAh。8.4インチモデルだけを写した写真を見ると新しいスマートフォンかと思えてしまうかもしれないが、実際にはディスプレイは十分大きく、約5.7インチのディスプレイを搭載した「GALAXY Note 3」と比較しても、大きさの違いが明確で、被ることなく使い分けができる実用的なサイズだ。

解像度は10.5インチモデルと同じくWQXGAなので、写真を高精細に表示可能だ。持ち運びに丁度良いサイズ、そして軽さ、さらにステレオスピーカーを搭載しているので旅先で音楽や動画を楽しむ用途にも最適だ。

▲ほぼスマートフォンのような8.4インチの外観

▲同じくディンプル加工のような背面

▲大画面で狭額縁なので動画の没入感がある

▲10.5インチ(写真=左)との比較。狭額縁ということもありディスプレイサイズ以上に8.4インチが小さく感じる

▲一般的な7インチタブレットと同程度の幅なので持ちやすい

▲GALAXY Note 3(写真=右)との比較。表示能力にこれだけ差があれば大画面ファブレットとの棲み分けができる

▲8.4インチも4色のBookカバーが用意されている

▲Bluetooth接続のワイヤレスプレミアムヘッドセット「AG900」の展示も行われていた

下はAmazon.co,jpでの商品リンク。



(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
GALAXY Tab S製品紹介ページ

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