Androidニュース&アプリ情報メディア

【島田純のMobile×Travel】第24回:SIMフリーのiPhone 5sを台湾の通信キャリア「Far EasTone」で使う

今回は、Appleが販売するSIMフリーの「iPhone 5s」を、台湾の通信事業者「遠傳電信(Far EasTone)」のプリペイドSIMカードで使用する方法をご紹介します。

SIMフリーのiPhone 5sをFar EasToneのプリペイドSIMで使う

■台湾 桃園国際空港 ターミナル1でプリペイドSIMカードを購入する

Far EasToneのプリペイドSIMカードの購入や料金プランの詳細などは、こちらの記事にて紹介していますので、ご参照ください。

連載の中で何度か紹介していますが、台湾の桃園国際空港には第1ターミナルおよび第2ターミナル、両方のターミナルに中華電信、台灣モバイル、Far EasTone、3社のカウンターがあります。空港に到着後すぐにプリペイドSIMカードを購入することができるようになっているので、「海外に到着したらまずはプリペイドSIMの入手」と考える方にとって非常に嬉しい環境が整っています。

インターネット定額プランの申込は、空港カウンターにて台湾での滞在期間を伝えるだけで、滞在期間に合わせたオススメのプランを提示してもらうことができる上に、プランについては空港カウンターにも大きく掲示されているので、慣れない旅行者でも安心してプリペイドSIMを購入できます。英語だけでなく、カンタンな日本語が通じるスタッフがいることが多いことにも助けられます。

Far EasToneのプリペイドSIMの料金

iPhone 5sやiPad向けのnanoSIMカードは、国や事業者によってはmicroSIMカードなどとは異なる価格で販売されていることもありますが、Far EasToneはnanoSIMだけが高くなっているということはありませんでした。

今回は滞在期間に合わせてインターネット定額が5日間のプラン(プラン B)に申し込みました。代金は300台湾ドル(約1,000円)でした。この金額にはプリペイドSIMカードの代金も含まれているため、支払総額がシンプルでわかりやすい。というのも台湾の空港でプリペイドSIMカードを購入する際の特長と言えます。

また、SIMカードについても正式なnanoSIMが用意されているので、SIMカッターで切って加工したnanoSIMを使うのと比べて安心感があります。

nanoSIMはカット不要の正規品


■APN設定不要で使えるのでカンタン

SIMロックを解除したドコモ端末では、通信事業者毎にAPNを指定して利用する必要があるので、APN設定に慣れないと少々ハードルが高いのですが、SIMフリーのiPhone 5sをFar EasToneで利用する際は、APN設定は自動的に行われるため、ユーザ側で意識する必要はありません。

SIMロック解除に対応しているドコモ端末は「普段使っている端末をSIMロック解除して海外で使える」という点で非常に便利ですが、一方でAPN設定を手動で行う必要があったり、対応する周波数が現地の通信事業者と合わない場合もあるため、現地で最適な通信環境が得られない、というケースも少なくないので、SIMフリー端末の利用と比べてどちらも一長一短であると言えるでしょう。


■プリペイドSIMではLTEは利用不可

台湾では、2014年6月より各社がLTEサービスを提供開始しました。現時点ではプリペイドSIM向けにはLTEは提供されていないため、利用することができなくなっていますが、台湾で使える3Gサービスは各社かなり通信速度が快適であり、なおかつエリアも広いため、台北や高雄などの主要都市の滞在においてエリアや速度で不満を感じることはほとんど無いのではと思います。

LTE対応をアピールするFarEas ToneのGALAXY S5


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

「島田純のMobile×Travel」の他の記事はこちら
本コラムは毎月第1・第3火曜日更新予定!

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件