▲DIGNO T 302KC |
ディスプレイは片手でも操作しやすい約4.5インチのQHD(540×960ドット)TFT液晶。本体サイズは幅約65mm × 高さ約32mm × 厚さ11.2mm、重さ約139gだ。ディスプレイサイズが小さいこともあり、タフネス・スマホであるにも関わらず手にフィットするサイズ感を実現している。
▲正面 |
ディスプレイのガラスは曲げに強い、AGC(旭硝子)の「Dragontrail」を採用しており、耐衝撃性能と相まって割れにくいディスプレイをウリにしている。一般的に、スマートフォンのディスプレイが割れる原因は、落下だけではなく、ポケットや鞄の中で1点に圧力が掛かることで割れることもあるため、Dragontrailの採用は心強い。
▲背面 |
DIGNO Tは防水モデルだが、背面のリアカバーは取り外し可能で、2,000mAhの容量のバッテリーも自分で交換可能だ。ボディーカラーはホワイト、オレンジ、グリーン、ブルーとブラックの5色。ホワイトはサイドも爽やかなホワイトになっているなど、カラーによって変化を持たせている。
プロセッサはQualcommのSnapdragon 400 MSM8926(1.2GHz、クアッドコア)でRAM 1.5GB・ROM 8GB、外部メモリはmicro SDHCの32GBを推奨容量としている。ディスプレイはFHDの1/4のドット数となるQHDということもあり、1.2GHzのクアッドコアCPUでもサクサク動く。
通信ネットワークの対応周波数は、AXGPは2.5GHz、LTEは900MHzと2.1GHz、3Gは900MHzと2.1GHzだ。AXGPは下り最大76Mbps。4G接続に関してはソフトバンク網に繋がるため、幅広いエリアで利用可能だ。
▲左側面にはボリュームキー |
▲右側面はフラット |
▲上面には電源キーとイヤフォンマイク端子 |
▲下面にはmicro USB端子 |
▲リアカバーを取り外したところ。バッテリーは比較的コンパクト。SIMカードやmicro SDカードはバッテリーを取り外して交換する |
▲タッチセンサー式のナビゲーションキー |
DIGNO T 320KCのデザインの特徴の一つが、タッチセンサー式の独立したナビゲーションキーだ。これにより、4.5インチのQHDディスプレイでも情報を多く表示することが可能となっている。独立した、というのは、要するにディスプレイの外にナビゲーションキーが用意されているため、ディスプレイの一部をナビゲーションキーの表示で失わずに済むということだ。
▲上部はフラットになっている |
ディスプレイの上部には通話用のスピーカー孔がなく、シンプルなデザインとなっている。これは、京セラ製端末ではお馴染みの、ディスプレイ全体を振動させて音を伝達するという「スマートソニックレシーバー」によるものだ。スマートソニックレシーバー搭載端末の場合、ディスプレイ全体を振動させて音を伝えるので、スピーカー孔の位置に耳を正確にあてなくても、ある程度適当にディスプレイに耳をつけるだけでクリアに音を聞くことができる。
▲カメラ機能は充実している |
カメラは背面のアウトカメラが約800万画素、前面のインカメラが約196万画素で、動画撮影機能はフルHD(1920×1080ドット)での撮影を可能としている。カメラ機能は普段使うにあたって十分な機能を備えており、使い勝手の良いものとなっている。
ワンセグやおサイフケータイなどの日本向け定番機能は搭載されていないが、ホームにはYahoo!をベースとしたアプリなどが利用できる「Y!mobile Home」を内蔵するなど、ワイモバイルらしさを強調する作り込みはなされている。また、「Pocket Wi-Fi」ウィジェットなども用意されていたので、モバイルWi-Fiルーター代わりにテザリングを使う時にも便利だ。
▲DIGNO T 302KCのスライド |
IPX5、IPX7の防水、IP5Xの防塵性能を持ち、MIL規格に準拠した耐衝撃性能を兼ね備えたDIGNO T 302KCは、従来のタフネス・スマホの概念を覆すようなポップな外観が、それらの機能を必要としない人にも受けそうな可能性を感じた。特にオレンジと、「ツール・ド・東北 2014」の開催を記念したモデルとなる「ツール・ド・東北 スペシャルカラー」のグリーンは、他にはない色合いでオススメしたい。
発売は9月以降の予定となっている。
(記事:mi2_303)
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