WZR-1750DHP2 |
他にもNAT-Loopback機能への対応や、いくつかの機能改善、仕様変更があるので、ユーザーの方は内容を確認してほしい。
「ビームフォーミングEX」は対応機器が限られるものの、それらの機器とのWi-Fi接続が強化されるので、ユーザーにとってはとても嬉しい機能だ。最大で50%ほどWi-Fi速度が向上すると言われているため、家の中でWi-Fi環境が悪いポイントがある場合などには特に大きな改善効果を感じられるかもしれない。
「ビームフォーミングEX」はWi-Fiの高速化技術で、スマートフォンやタブレットなど、家の中においても移動することが多い端末に対して向いた技術だ。移動するスマートフォンなどの対応機器の電波をWi-Fiルーターの3本のアンテナがそれぞれ受信し、それらの電波の位相や振幅の差を計算することで、スマートフォン等の位置や動きを察知。その瞬間電波を受信する端末を狙って、最適な電波の束(ビーム)を形成するという技術だ。
これによって、従来はWi-Fiルーターから離れた場所や障害物が多い場所など、電波が届きにくかった場所でも、快適にWi-Fi接続ができるようになる、とされる。
ただし、残念ながら対応機器は限られる。現時点での対応機器は下記の通りだ。
・Nexus 7(2013)
・iPhone 5/5s/5c
・iPad Retinaディスプレイモデル Wi-Fiモデル
・iPad Retinaディスプレイモデル Wi-Fi+Cellularモデル
・iPad(2013年発表モデル) Wi-Fiモデル
・iPad(2013年発表モデル) Wi-Fi+Cellularモデル
・iPad mini Wi-Fiモデル
・iPad mini Wi-Fi+Cellularモデル
※iPad mini Retinaディスプレイモデルは非対応。
また、より特定の機器に限られてしまうものの、速度向上効果はより大きい「ビームフォーミング」機能もあり、こちらは「GALAXY S4」「AQUOS PHONE ZETA」「Macbook Air」が対応する。そして対応ルーターは「WZR-1750DHP2」「WZR-1750DHP」「WZR-1166DHP2」「WZR-1166DHP」だ。
「ビームフォーミングEX」に対応するルーターは冒頭で紹介したように、「WZR-1750DHP2」だ。
下に掲載したのは「WZR-1750DHP2」のAmazon.co.jpでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・バッファロー/「WZR-1750DHP2」のファームウェアについて
・バッファロー/「ビームフォーミングEX」について