au（KDDI）は今後も大規模な新商品発表会を開催する方針

GAPSIS編集部 2014年5月9日

KDDIは8日、都内で今夏商戦向けのau新商品・新サービスの発表会を開催し、計6機種の新スマートフォン、計2機種の新タブレット、そして「au Wallet」など各種サービスの詳細を明らかにした。また、スマートフォンについてはHTC製の「HTC J」シリーズの新モデルが開発中であることも明らかにされている。

au 2014夏モデル発表会での田中社長と所ジョージさん。田中社長は笑いが絶えない。

この発表会の最後に、質疑応答の時間が設けられ、参加した記者からのいくつかの質問が受け付けられたが、その中の一つに、KDDIが今後も新商品発表会を開催していくのかどうかについてのものがあった。

KDDIだけでなく、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルはこれまで夏モデル、冬モデルの年2回は少なくとも大規模な新商品発表会を開催してきた。多いときはより多くの回数が行われる。しかし、今回、今夏向けの新商品発表会を開催するのはKDDIとNTTドコモだけだ。ソフトバンクモバイルは開催しない。

ソフトバンクは2014年3月期の決算説明会の場で、孫正義代表取締役社長が、今後数年に渡って従来のような大規模な商品発表会を開催しない方針を示した。その事を受けての今回の質問だ。

しかし、KDDIの代表取締役社長田中孝司氏は孫氏とは異なる方針を示した。

田中氏は、今後もこのように皆さんが集まって下さる限り開催していきたいと思っていると述べ、開催を止める意思が特にないことを明らかにしている。携帯大手3社の新商品発表会は大規模な会場で行われ、メディア、関係者含め大勢の来場者が詰めかける。今回も大勢のメディア、関係者が集まっており、auの新モデルへの関心の高さが伺えた。

筆者をはじめ、おそらくメディア、そしてスマートフォンや携帯電話に関心の高いユーザーの皆様には新商品発表会はとても貴重で楽しみなイベントだと捉えられていると思うだけに、田中氏の考えは嬉しいところだ。

来週開催予定のNTTドコモの新商品発表会、そしてNTTドコモの今後への考えも気になるところだ。