国内の通信事業者が提供する国際ローミングサービスにおいて、LTEでの通信にブラジルで対応するのはKDDIが初になるということだ。
ブラジルでのLTE国際ローミングに対応する通信事業者はClaro、Vivoで、従来のローミングサービスと同様に申し込み不要で利用でき、パケット代が定額料金となる「海外ダブル定額」の対象となる。
現在のところ「海外ダブル定額」は161の国と地域で利用可能となっている。
「海外ダブル定額」は、1日あたりの通信量が約24.4MBまでは1,980円、それを超えた場合はどれだけ使っても1日最大2,980円という料金設定。
なお、6月からサッカーのワールドカップがブラジルで開催されるため、ブラジルへ渡航する方が多くいると思うが、国際ローミングサービスのグローバルパスポートは事前申し込みは不要となっている。
ただし、実のところ今回のブラジルでのLTE国際ローミングに対応する機種は当面はiPad Air、iPad mini Retinaディスプレイといったタブレットのみで、auスマートフォンは非対応。auスマートフォンではUMTS/GPRSでのデータ通信しか利用できない。
なお、au Andoridスマートフォンで国際ローミングを利用する際の詳しい設定方法や利用方法は公式サイトを確認してほしいが、メニューから「設定」→「無線とネットワーク」項目内の「その他・・・」(表記は端末によって異なる)→「モバイルネットワーク」→「ネットワークモード」→「海外自動」と設定すればいい。
いずれにしても、必ず渡航前に下記ページで内容をしっかり確認してほしい。
http://www.au.kddi.com/mobile/service/global/global-passport/usage/
KDDIは設定方法をまとめた動画も用意している。
現在、auのLTE国際ローミングが可能な国と地域は韓国、香港、シンガポール、米国、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、米領バージン諸島、フランス、スイス、カナダ、スペイン、カナリア諸島、スペイン領北アフリカ、ブラジル(30日より)となっている。
【情報元、参考リンク】
・LTE国際ローミング
・KDDI/プレスリリース