Omate TrueSmart |
今回ご紹介するTrueSmartというスマートウォッチは、見た目こそは従来のスマートウォッチと変わりはないが、他のスマートウォッチとはその中身が全く違っている。TrueSmartにはmicroSIMサイズのSIMカードスロットが搭載され、単体で音声通話や3G通信が可能で、Android端末を時計に姿を変えて装着しているイメージだ。
◆デザイン
TrueSmartは、縦横45mm、厚み14mmで時計としては大きいが、スマートフォンと遜色のないスペックのハードウェアを搭載している。重さは、約100g(電池含む)。内蔵ストレージは8GBと十分あり、RAMは1GB、microSDカードで32GBまでの容量を追加可能だ。ディスプレイは、約1.54インチで解像度は240x240ピクセル。
◆SIMカードスロットの開け方
TrueSmartは、IP67相当の防水性能を維持するために、SIMカードの交換は付属の小さなドライバーでネジを外してカバーを開けて行う形になっている。
SIMカードスロットのカバーはネジ止めされている |
◆SIMを入れる。通信性能
ドライバーでSIMカードスロットを開けた後、カバーを取ってSIMカバーを挿入する。SIMカードのタイプはmicroSIM。また、TrueSmartはIEEE 802.11 b/g/n準拠のWi-Fi(無線LAN)、3G(2100 MHz)、GSM(850/900/1800/1900MHz)といったモバイル通信、Bluetooth 4.0に対応している。
SIMカードを挿入
◆TrueSmartの充電と駆動時間
TrueSmartを充電するには、付属のステーションに入れ、USBケーブルをPCのUSBポートに接続するか、USB-ACアダプターから直接給電して行う(注:USB-ACアダプターはパッケージには含まれないので別途購入する必要がある)。
バッテリー容量は600mAhで、フル充電で1日、スタンバイモードでは約100時間の連続使用が可能だ。
充電用ステーション |
充電用ステーションにTrueSmartをセット |
◆Omate UI 1.0/Android 4.2/ディスプレイ
TrueSmartはカスタマイズ可能なユーザーインターフェース Omate version 1.0を搭載したAndroid 4.2で操作が可能だ。搭載するプロセッサーはARM Cortex-A7デュアルコア 1.3GHz。
アイコンは、腕時計サイズの画面に表示されるので小さいが、指でのスワイプ、アイコンのタッチなどの操作はスムースに行える。
アイコンは4個ずつ表示される
メニューアイコンは4個表示可能で、設定画面には右側に説明リストが表示される。
◆Fleksy対応キーボード
TrueSmartはそれ自体が小さく、そこに表示されるキーボードも小さいため、指先でキーボードを打つことが可能なのか? という心配があるだろう。しかし、実際にキーボードを使ってみると驚いたことに全くエラーなく打つことができた。親指でも大丈夫なのだ。これほど小さなキーボードでも打ち間違いがほとんどなく使えるのに加え、TrueSmartにはタイプミスを驚きの補正力で直してくれるFleksy機能が搭載されている。
Fleksyは、タイプミスが多くても、タイプした指の運びから目的の単語を予測して変換してくれる、変換・補正力を持ったテキストエディターアプリだ。Fleksyは、iOSとAndroidに対応していて、無料でダウンロードできるので、文字入力が苦手という人はTrueSmart以外の端末でも是非使ってみてほしいアプリだ(→http://fleksy.com/Fleksy)。ただし、日本語の入力には対応していないので、ご注意いただきたい。
キーボード表示は小さいものの入力しやすい |
◆OmateのOClockエコシステム
OmateのOClockでは、様々な時計とテーマの表示が可能なアプリを提供している。時計表示は約26種類あるが、ここでは4種類のディスプレイをご紹介しよう。
左:日付/午前/午後表示、右:秒針付きアナログ表示
左:12時間(12等分)アナログ表示、右:拡大デジタル表示
◆アプリのダウンロード
TrueSmartのアプリは、App StoreやGoogle Playでも提供されているが、TrueSmart用に開発されたアプリはOmateが開発したO-Storeで探すことができる。
時計でウェブサイトを閲覧するのには最初少し戸惑うかもしれない。が、緊急時や外出時に場所の確認をしたい時など、スマートフォンを取り出すよりも手早く情報を探せるというのがメリットだ。
ウェブサイトもこの通り閲覧できる |
◆TrueSmartから電話の発信
microSIMカードを挿入していれば、電話を掛けることができる。時計に話しかけるのはちょっと・・・という方は付属のワイヤレスイヤホンを使っての通話も可能だ。
付属のBluetoothヘッドセットでも通話できる |
電話をかけると、通話相手の情報が表示され、通話が終了すると通話時間と使用した通信キャリアの情報も表示される。
電話アプリ
◆TrueSmartで写真撮影
TrueSmartのカメラは右側面の中央に搭載されており、有効画素数は約5メガピクセルで、480p/30fpsの動画撮影も可能だ。撮影するときは、被写体に右側面のカメラを向ける必要がある。例えば、以下のように時計を装着したまま手の甲にミニカーを置いて撮影するような感じだ。
カメラは右側面に搭載されている
このように撮影できる |
◆パッケージの中身
中央のキーホルダーらしきものは、Limited Editionにのみつく特典。その他、ドライバー、予備のネジ、Bluetoothヘッドセット、充電用ステーション、microUSBケーブル、USB-ACアダプター、保証書付き中国語/英語マニュアルとなっている。
TrueSmartは、今までありそうでなかったスマートウォッチの常識を覆す画期的な製品だ。ウェアラブルデバイスが続々とリリースされている今、他の人とは違ったスマートウォッチを使ってみたい方には是非お勧めしたい。ご興味をもった方は、EXPANSYSで購入してみてほしい。
【製品情報】
Omate TrueSmart Smartwatch
記事執筆者プロフィール
EXPANSYS
ウェブサイト、Twitter:@EXPANSYSJapan、
Facebook:EXPANSYS Japan
EXPANSYSは、1998年に創業。SIMフリーのスマートフォン/タブレット、アクセサリを販売するオンラインショッピングサイトを運営する世界的なリーディングカンパニーです。現在では120を越える国々へ商品の発送を行っています。(50か国/地域のサイトで販売を行っており、12のパートナー会社で200を越えるサイト運営をしています。その数は今も尚増え続けています。)本社はイギリスで、EXPANSYS PLCは、ロンドン市場(AIM)に上場しています。コラムは香港よりEXPANSYS Japanの日本人スタッフがお届けしています!
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