国内でのスマートフォンOS別販売シェア(出典:カンター・ジャパン) |
また、日本以外にもアメリカ、中国(都市部)、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアで調査が実施されている。なお、イギリスでは13歳以上を対象としている。
まずは日本における結果だが、「過去1か月の間に購入したスマートフォンの機種」では、iPhoneの販売シェアが68.7%となり、Androidは30.5%に留まった。前年同時期に実施した調査結果と比べると、iPhoneは2.6%シェアを伸ばしている。
日本市場ではソフトバンクモバイル、au(KDDI/沖縄セルラー)に続き、NTTドコモもiPhoneの取扱いを開始したことで、iPhoneのシェアが大きく伸びているが、海外に目を向けると状況は全く異なる。Androidが大きなシェアを誇り、特にスペイン、中国では80%を超える支配的な数字を記録している。
シェアが小さい国から順に並べたとしても米国で54.8%、イギリスで55.2%、オーストラリアで57.7%と、これら3国でも50%を超える。フランスでは65.2%、イタリアで67.3%、ドイツで75.1%、中国で80.9%、スペインで86.6%だ。前年同期と比べた場合、ほぼ横ばいの国もある中、アメリカでは6.0%増、中国では8.2%増、イタリアでは10.5%増など、大きく伸びている国もある。
海外も含めたスマートフォンOS別販売シェア(出典:カンター・ジャパン) |
(出典:カンター・ジャパン) |
日本と海外では全く異なる状況になりつつあるが、Androidが国内市場でもシェアを挽回していけるか、春以降の商戦に注目していきたい。
特に国内での人気も高いソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」シリーズの次期フラッグシップモデルである「Xperia Z2」には大きな注目が集まる。
(出典:カンター・ジャパン)
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カンター・ジャパン/プレスリリース