ネットワーク構成イメージ |
UQコミュニケーションズはこれまで、WiMAXによるキャンパスネットワークへの接続環境の構築を2011年4月のSFCを皮切りに、2012年4月に京都大学、10月に九州大学、2013年4月に徳島大学、7月に芝浦工業大学、12月に東北大学と、全国各地の大学で行ってきた。
WiMAXによる接続環境が構築された大学では、WiMAX対応モバイルWi-FiルーターなどのWiMAX機器からのインターネット接続によって、いつでも・どこでもキャンパスネットワークを利用可能となるので、学生・教職員にとって、とても便利なサービスだと言える。
今回、SFCにおける環境をさらに発展させるため、WiMAX 2+ネットワークとSFC-CNSを専用回線で接続し、4月1日よりWiMAX 2+によるアクセス環境が提供されることになった。
現状ではWiMAX 2+に対応した製品はモバイルWi-Fiルーターの「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」1機種しかないが、今後ラインナップが拡充されることは間違いなく、今の段階からキャンパスネットワークのWiMAX 2+対応を図ることは学生・教職員にとって十分大きなメリットとなるはずだ。
慶應義塾大学環境情報学部教授、インフォメーションテクノロジーセンター副所長の中村修氏は今回の取り組みについて次のように述べている。
「広帯域なモバイルサービスが急速に進展する中、多くの学生にとって、定額で通信量を気にすること無く、いつでもどこでもキャンパスにいるような感覚でネットワークを利用できる環境は非常に有意義です。今回発表したSFC-CNSとWiMAX 2+網の接続では、グローバルなIPv6アドレスを利用できるように設計しました。通信事業者のIPアドレス変換等に制約されず、グローバルIPv4/IPv6アドレスが端末で利用できるデュアルスタックの環境を学生たちが自由に使うことにより、次世代の様々な応用を作りだしてくれることと信じています」
【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース