左:テレビとおもいでばこ(右下)。右:Androidスマートフォン向けアプリで写真を閲覧中
このアプリをAndroidスマートフォン・タブレットに入れると、おもいでばこに保存された写真・動画をスマートフォン・タブレットを使ってワイヤレスで閲覧することが可能となる。従来バージョンでは、おもいでばこのリモコンとしての機能が提供されており、写真・動画の閲覧はできなかったが、新バージョンではそれが可能となるばかりか、おもいでばことのフル連携が可能となった。
例えば、おもいでばこ内の写真にコメントを付けたり、写真を削除したり、といった様々な操作がスマートフォン、タブレットからワイヤレスでできる。
しかも、端末を横にしたときの表示レイアウトにも対応し、自動切り替えもできる。例えば、リモコンとしての操作時は縦に持ち、写真の閲覧時には横にする、といったことが可能だ。
おもいでばこは、スマートフォン、タブレット、デジカメなどで撮影した写真、動画、パソコンやハードディスクなどに保存してある写真・動画をひとまとめに保存、管理するのに便利なアイテム。本体にはUSB端子、SDカードスロットが搭載されているので、USBメモリー、SDカードなどからの取り込みもできる。
おもいでばこは500GBもしくは1TBのハードディスクを搭載し、そこに写真・動画を保存できる機器だが、写真・動画の保存・整理・閲覧に特化したストレージとして設計されているため、これらのコンテンツを保存・整理する上ではとても便利だ。
おもいでばこに取り込んだ写真はExif情報をもとにデータベース化され、日付、撮影場所、撮影カメラなどの情報別に表示したり、絞り込んで閲覧することができる。アルバム作成も可能で、写真にはコメントを付けることもできる。しかも、取り込み時には同じ写真をダブって取り込まないよう、自動的に重複写真をはじいてくれる「重複検知機能」もある。ファイル名ではなく、写真のExif情報や画像データ自体を比較して検出するため、同じ写真が違うファイル名でダブって保存されているストレージから取り込む場合でも、重複ファイルをはじくことができる。
基本的にはテレビのHDMI入力端子にHDMIケーブルで接続し、写真・動画はテレビに映し出して楽しむ、という使い方だ。専用のリモコンが付属するので、パソコンやスマートフォンなどの機器が苦手な方でも手軽に利用できる点も魅力。
従来は、写真の閲覧はおもいでばこを接続したテレビ、iPhone/iPadでは可能だったが、Androidアプリでは不可能だった。しかし、今回のバージョンからそれが可能になった。しかも、iPhone/iPadとは違い、Androidの場合、動画プレイヤーが各デベロッパーから豊富にリリースされ、利用できる環境にあることもあり、スマートフォン・タブレットでの動画視聴も手軽にできることが魅力だ(他のプレイヤーアプリとの連携での利用)。
iPad、Androidタブレット、スマートフォンの3台でおもいでばこへアクセス中。 接続機器の台数制限は「おもいでばこ」側では特に設定されていない。 |
誰かがスマートフォン・タブレットからおもいでばこにアクセスしている時にも、おもいでばこのリモコンを使ってテレビでの閲覧が可能なので、例えば、お父さんがスマートフォンを使って、おもいでばこに保存した写真の選別(要らないものを削除)をしたり、コメントを付けているときでも、家族やお子さんがテレビとリモコンを使って写真や動画を見る、ということもできる。
この写真では「ツリーハウス」というのがコメント。コメント表示はもちろん、コメントの入力もできる。 |
また、Android端末の場合は、様々なアプリとの連携がしやすいこともあり、おもいでばこ内の写真をTwitter/Facebookへ上げたり、DropboxやBox.comなどのオンラインストレージサービスへアップロードしたり、といったことも簡単にできる。今回のバージョンからおもいでばことのフル連携が可能になったことで、スマートフォン・タブレットでできることが大幅に増えている。
なお、おもいでばこの従来モデル「PD-100」「PD-100Sシリーズ」のユーザーでも、「おもいでばこアップグレードキット」を導入することで、「PD-100S/W」相当の機能を得られるので、今回のアプリでのフル連携を利用することが可能となる。従来モデルのユーザーは新モデルに買い替えずに新機能を利用できるので、アップグレードキットがお得だろう。
アップグレードキットについてはこちらの記事を参照してほしい。
【情報元、参考リンク】
・Google Play/おもいでばこ アプリ
・バッファロー/プレスリリース