LINE電話の利用イメージ |
従来はLINEキャラクターのスタンプ、有名キャラクターのスタンプ、スポンサードスタンプが公式ショップで販売されていた。しかし、今後は「LINE Creators Market」が開設され、クリエイターが制作したスタンプの販売が可能となる。
これにより全く新しいデザインのスタンプが登場するものと期待され、LINEユーザーにとっては注目だ。クリエイターにとっても自身がデザインしたスタンプがLINEで販売可能となるため魅力的なはずだ。
LINE creators Marketでは審査をクリアした方であれば誰でもスタンプを販売することが可能になり、公式サイトは26日15時にオープン予定。登録は4月から開始となる。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。
2つ目のサービスは「LINEビジネスコネクト」。このサービスは法人向けサービス。LINE上に開設できる公式アカウントの機能のAPIが提供されるので、公式アカウントを自由にカスタマイズ可能となる。
そして3つ目のサービスが「LINE電話/LINE call」だ。国内では「LINE電話」、海外では「LINE call」という名でサービスが提供される。
LINEは同じユーザー同士でインターネットを介して無料通話できるシステムだが、今後は固定電話、携帯電話との通話も可能となる。LINE電話の魅力は簡単に使えることとクリアな音声、驚きの料金だ。
料金は携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン)宛は1分あたり6.5円、固定電話宛は1分2円となる。国外への通話もアメリカ、中国などは固定・携帯電話どちらも1分2円から、となる。しかも、初期費用や月額料金もかからない。通話料金のみでの利用が可能だ。
アプリの画面例
料金の支払は2つのプランによって異なる。
利用する通話料金をあらかじめチャージしておく「コールクレジット」と購入から30日間上限時間までよりお得に利用できる「30日プラン」がある。決済はLINEアプリ内の決済(コールクレジットのみ)もしくはLINEウェブストアからできる。
先ほどまで紹介してきた料金は「30日プラン」のもので、コールクレジットの場合は若干割高となる。携帯電話宛は1分14円、固定電話宛は1分3円だ。一方の30日プランでは前述の通り携帯電話宛は1分6.5円、固定電話宛は1分2円となる。
また、LINE電話は初期設定も不要だ。ただし、この機能を利用できるのはLINEで携帯電話番号認証を使って登録している方のみとなる。
LINE電話から携帯電話や固定電話へ発信した際、着信先には番号も表示されるので、その点も安心して使えるサービスといえるだろう。
サービスの提供は3月から開始される予定だ。
なお、LINEはすでに国内で多くのユーザーを抱え、家族間・友人間の通話をLINE一本に絞っている方も大勢いると思う。
それだけにLINE電話の登場以降は、LINEユーザーにおけるスマートフォンの契約プランにも変化があるかもしれない。LINE電話からの発信でも相手先には携帯電話番号が表示されるため、実用上、LINE電話には特にネックになる要素はない。通常、携帯電話の契約においては、データ専用プランの方が月額料金が安いため、携帯電話回線を使った電話機能は諦め、通話を全てLINEに集約し、データ専用プランで契約する、というユーザーも出てくるかもしれない。
いずれにしても、莫大なユーザー基盤を持つLINEが電話サービスを開始することは、スマートフォンにおける電話サービス市場に大きな影響を与えることは間違いないはずだ。
【情報元、参考リンク】
LINE/プレスリリース