AtermMR03LN |
このAtermMR03LNはNTTドコモ(以下、ドコモ)が提供するクアッドバンドLTEサービス(2GHz/800MHz/1.5GHz/1.7GHz)に対応し、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsでの通信が可能だ。ドコモの通信網を利用した通信サービスである「BIGLOBE LTE・3G」「@nifty do LTE」「ぷららモバイルLTE」に対応し、各サービスプロバイダから順次発売される予定。
また、総合スーパーのイオンリテールでは25日より予約受付を開始する。イオンでは本州、四国のSIM取扱い店舗165店が取り扱う。
AtermMR03LNは前述の通りドコモのクアッドバンドLTEに対応するほか、今後提供予定のソフトウェアアップデートを導入することでイー・アクセスの提供するLTE・3Gサービス(1.7GHz)にも対応する。他には公衆無線LANサービスの利用も可能だ。LTE/3Gと公衆無線LANとの切り替えは自動的に行われる。
SIMカードのサイズはmicroSIM。
そして、このAtermMR03LNは、何と言ってもWi-FiとBluetooth、どちらでもスマートフォン等の機器と接続することができる。まず、Wi-FiについてはIEEE802.11acにも対応するため、最大で理論上は433Mbpsでの通信が可能となる。そして、Wi-Fiよりも省電力のBluetoothによるテザリングが可能なので、Bluetoothテザリング利用時は連続で最大約24時間という長時間通信ができる。Wi-Fiの場合は最大約12時間だ。
BluetoothとWi-Fiの使い分けとしては、より高速な通信が必要なときにはWi-Fi、メールやSNSなど、大した通信を行わないときにはBluetoothで十分だろう。Bluetoothテザリング時の最大通信速度は3Mbpsだからだ。なお、パソコンとのUSBケーブル接続での通信も可能なので、パソコンでの利用に関してはUSB接続が最も安定するだろう。もちろん、給電しながらの通信が可能だ。
Wi-Fi機器の同時接続可能台数は10台。Wi-Fiの対応規格は5GHzがIEEE802.11ac/n/aで、2.4GHzが11n/g/bとなる。
休止状態では最大約1000時間、ウェイティング状態では最大約30時間持つ。バッテリー容量自体は2,300mAhで、着脱可能となっている。そのため、予備バッテリーを持ち運び、自分で交換して使うこともできる。
別売りの専用クレードルを使用すれば、有線LAN接続も可能で、なおかつモバイルルーター業界としては初となるギガビット1000Mbpsに対応する。そのため、据置のLTEホームルーターとしての使用も十分に可能だ。
本体には約2.4インチのLCDタッチパネルを搭載し、このタッチパネルで様々な操作が可能となっている。ディスプレイの解像度は320×240ドット。
本体サイズは約64×111×11mmで、重さは約105g。
【情報元、参考リンク】
・Aterm MR03LN製品紹介ページ
・NECアクセステクニカ/プレスリリース