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シャープ、色再現範囲が約8%拡大し、0.4mmと薄い、液晶バックライト用LEDを開発

シャープは13日、業界最高のNTSC比90%を実現し、色の再現性を高めた液晶バックライト用のLEDデバイスを4種開発し、発売すると発表した。NTSC比は、液晶パネルに実際に搭載して表示させた場合に出力されるRGBの再現範囲と色度図CIE1931で規定される再現範囲との面積比で、値が高いほど色再現性が高くなる。

GM4BN4B3S0A

今回発表された新LEDデバイスではNTSC比が90%となるが、従来品の「GM4BN653C0A」では83%程度とされる。丸めた数字での差分は7%だが、実際には約8%程度の改善になるということだ。

白色の発光は青色LEDチップと赤色、緑色の蛍光体を組み合わせることで行っているが、新製品では蛍光体の材料の見直しを行い、各色の配合の割合を最適化している。その結果、明るさの低下を抑えつつ、色の再現範囲を約8%拡大することに成功したということだ。

特に赤色や緑色を鮮明に表示することが可能となり、深紅や自然の緑などの再現性が高まったようだ。

今回発表された4種の内訳は中小型液晶用の「GM4BN4B3S0A」と「GM4BN6B3S0A」、大型液晶用の「GM5FQ0BH20A」と「GM5F20BH20C」。中小型液晶用は両モデルともサイド発光タイプだが、サイズが違う。大型液晶用は前者がエッジタイプで後者が直下タイプだ。

また、中小型液晶用の「GM4BN4B3S0A」では、業界最薄となる0.4mmという薄さを実現している。「GM4BN6B3S0A」は0.6mmだ。

サンプル出荷日は12月24日で、サンプル価格は40円。量産時期は2014年4月の予定となっている。

【情報元、参考リンク】
シャープ/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. お、シャープの液晶がまたきれいになるのかな。要注目。

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