山陽新幹線のトンネル内のケータイ利用可能エリアが拡大へ

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは20日、山陽新幹線のトンネル内における携帯電話サービスのエリアを拡大すると発表した。3社は西日本旅客鉄道と共同でエリア整備を進めており、今回、新たに三原駅から広島駅間のトンネル内においてサービスの提供を開始することが決まった。

サービスの提供開始日は12月20日の予定で、始発列車より利用可能となる。

この区間ではトンネル内においても携帯電話サービスが繋がるようになるので、ケータイ、スマートフォンなどを使ってインターネットの利用等が可能だ。また、音声通話も技術的には可能だが、車内でのマナーは守っていきたい。

具体的に利用可能となるのは三原駅-広島駅間の以下のトンネル内だ（16トンネル＋1防音工）。

頼兼トンネル、宮組トンネル、姫草トンネル、加登トンネル、吉行山トンネル、古高山トンネル、第1高山トンネル、第2高山トンネル、本郷トンネル、新庄トンネル、第1田万里トンネル、第2田万里トンネル、堀坂トンネル、竹原トンネル、岩幕山防音工（※）、安芸トンネル、府中トンネル

※「岩幕山防音工」は正式なトンネル（隧道）ではない。


なお、今後は広島駅-新岩国駅間のトンネルで2014年3月末までにサービスの提供が開始される予定で、新岩国駅-徳山駅間のトンネル内も時期は未定ながらエリア整備が行われる予定。

また、山陽新幹線におけるサービス提供履歴は下記の通りで、多くのトンネル内ですでに携帯電話サービスが利用可能となっている。

・2010年3月・・・　新大阪駅～姫路駅間のトンネル内でのサービス開始
・2010年12月・・・姫路駅～岡山県境までのトンネル内でのサービス開始
・2011年7月・・・　兵庫県境～岡山駅間のトンネル内でのサービス開始
・2011年10月・・・岡山駅～福山駅間のトンネル内でのサービス開始
・2012年6月・・・　福山駅～三原駅間のトンネル内でのサービス開始

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース