出展:GfK Japan
この販売動向調査で対象となっているのはデスクトップPC、ノートPC、そしてタブレットだが、市場の変化を如実に表しているのがタイプ別の数量構成比の推移だ。
2011年度の上半期の時点ではデスクトップPCが22%、ノートPCが66%、タブレットは13%という構成だったのが、徐々にデスクトップPC、ノートPCが減り、タブレットが増えてきている。結果、今回の2013年度上半期においてはデスクトップPCはわずか13%へ、ノートPCは46%へ、タブレットは42%となっている。
タブレットは主にノートPCのシェアを食っているものと見られるが、デスクトップPCも徐々に減っている。
これらPCとタブレットの合計販売台数は前年同期から1%増と、ほぼ横ばいに推移している。2011年度から2012年度についても3%増なので、非常に緩やかながら増加傾向ではある。
この中で、タブレットだけに注目してみると、前年同期比で89%増となっている。全体的な販売台数のキープはPC減の分をタブレットが補っている形だ。
GfK Japanがタブレット購入者に対してタブレットとPCの使用用途を尋ねたところ、いずれの機器においても「情報の検索・閲覧」が最も多く挙げられたという。タブレットはPCと比べて起動時間が速く、携帯性に優れるため、情報閲覧用の端末がPCからタブレットへシフトしている層が多くみられるようだ。
一方でオンラインショッピングやオンラインバンキング、画像・動画の編集はPCで行うという回答が多かったという。
タブレットの普及が進む現状だが、普及率はまだ16%に留まる。
今後、どの程度までタブレットがPC市場でシェアを確保していくのは気になるところだ。
【情報元、参考リンク】
GfK Japan/プレスリリース