左が新開発の基地局装置。右が従来の装置。
既に対応していた2GHz帯に加えて、1.5GHz帯と1.7GHz帯をサポートすることで、屋内エリアでの通信容量を大幅に増やすことが可能なうえ、速度面でも下り最大150Mbpsに対応でき、よりよいネットワーク環境の構築ができる。
今回開発された屋内基地局装置はひとつの装置で3つの周波数帯に対応する。さらに、屋内アンテナも同じようにマルチバンド対応だ。アンテナは従来のものとそれほど変わらないサイズなので、新たに広いスペースを確保する必要もなく、従来のアンテナと置き換えることができる。基地局装置もそれほどサイズアップしていないので、設置スペースの問題は特になさそうだ。
速度について、下り最大150Mbpsに対応すると述べたが、将来的にはLTE-Advancedのサービスに必要な装置と組み合わせることで、下り最大225Mbpsも実現できる。
なお、従来の屋内基地局装置は対応周波数は2GHzのみで、サイズは約250×297×88.7mm、重さは約4.2kg、新型は前述したとおり1.5/1.7/2GHzに対応し、サイズは約340×358×100mm、重さ約7.6kgとなっている。
ドコモはこの新しい装置とアンテナを21日より順次設置していく。
左が新型、右が旧型。新型は150×150×40mm、旧型は130×130×40mm。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース