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【レビュー】 CANON iVIS mini は遊べる自分撮りビデオカメラだ!

最近ではGoProの「Hero」シリーズに始まる流れで、多くの大手メーカーからアクション向けビデオカメラが登場している。これらのカメラは一様にかなりの広角レンズを搭載しており、広範囲を撮影できる。広角さはかなりのもので、もはや魚眼という感じだ。

CANON iVIS mini

このアクションビデオカメラたちの良いところは、小型で持ち運びしやすいところ。とはいえ、弱点なのはディスプレイを搭載しないことで、それをカバーするためにスマートフォンと無線LAN(Wi-Fi)接続して、スマートフォンの専用アプリで映像を確認できる、というようなものが多い。とはいえ、素早く撮影したい場合などには、やはりディスプレイがあったほうが便利だ。

そんな状況にあって、このような弱点をカバーするビデオカメラがキヤノンから登場した。それが今回紹介する「iVIS mini」だ。

スマートフォン「ELUGA P P-03E」と並べたところ。ボディはコンパクトだ。

このiVIS miniはフォルムからして今までのビデオカメラとは異なる。上部にディスプレイを搭載したフラットフォルムで、ディスプレイは折り畳み式となっている。必要に応じてディスプレイを開いて、前からでも後ろからでも映像を確認できる。

このディスプレイの表示は、通常は後ろから見た時に正方向になるのだが、自分の方にレンズを向けてディスプレイを立てると、そちらが正方向に表示される。つまり、自分撮りする場合には、ちゃんと映像を正方向に表示することができるのだ。この切替はワンタッチでスムース。

ディスプレイの角度によって画面の表示方向が自動的に切り替わる。


また、底面にスタンドが内蔵されているのだが、このスタンドは自分撮り向きで、テーブルなどに置いて角度を調節して撮影できる。ちなみにフルHD解像度で撮影可能だ。

ブログなどのためにビデオを撮影するのにもいいし、ミーティングなどの映像を録画しておくのにもいい。レンズは超広角なので、複数の人間を画角内に捉えて録画できる。

レンズ部分は電源を切るとレンズカバーによってカバーされるので、ポケットに入れて持ち運ぶのも気軽にできるのがいい。

このiVIS miniで長田MAX(GAPSIS編集長)と打ち合わせをしていたときに録画し、オモシロイシーンを偶然捉えてしまったこともある(下に記載した動画)。ちなみに、動画中のスローモーションのシーンやモザイクはパソコンのビデオ編集ソフト「VideoStudio Pro X5」で編集している。



もう一つ撮影例を紹介したい。こちらの動画のようにいわゆる「歌ってみた」や「踊ってみた」などの自撮りにも向いている。


iVIS miniではスマートフォン用アプリを使って、リモートで撮影できることも便利だ。ちなみに記録メディアはmicro SDカード。内蔵ストレージを搭載しないので、必ずメモリカードを挿す必要があるのは面倒だが、メモリカードの価格下落は激しいので、内蔵しない方がかえっていいのかもしれない。

スマートフォンでライブストリーミングリモコンを利用する際の設定画面。Wi-Fiで繋ぐ。

スマートフォンでライブストリーミングしているところ。ここからリモコン操作もできるのが便利。

iVIS miniは、自分撮りから日常的なメモまで、色々と楽しめるビデオカメラだ。変化の少ないビデオカメラ界ではエポックメイキングなモデルだと思う。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
CANON/iVIS mini製品紹介ページ

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