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Google、Android 4.4 KitKatを正式発表。メモリ使用効率改善で512MBでも快適動作へ

米Googleは米国時間10月31日、「Nexus」シリーズの最新スマートフォン「Nexus 5」(LGエレクトロニクス製)とあわせて、Androidの最新バージョン4.4(開発コード「KitKat」)を正式発表した。


Androidの最新バージョン4.4の開発コードが「KitKat」であることは既に発表済みだったが、今回4.4の詳細が明らかにされた。

Android 4.4の最大の特徴は、メモリの使用効率が大幅に改善された点にあり、ハイエンド端末でなくとも快適なパフォーマンスを発揮することが可能とされる。最近のハイエンド端末は2GBのメモリを積むものが一般的で、中には3GBのメモリを搭載する端末も今冬モデルからリリースされてきているが、現在フルHDディスプレイを搭載するAndroidスマートフォンを快適に使うには2GBのメモリは最低限必要となってきている。

しかし、ミドルエンドやエントリークラスをターゲットとした端末ではコスト面からも多くのメモリを積むことは難しい。とはいえ、パフォーマンスが落ちてしまうと、製品として魅力に欠けたものになってしまう。

今回、GoogleはAndroid 4.4においてメモリの使用効率を改善することで、エントリークラス向けの低スペック端末や、古いモデルでも快適に動くように手を入れてきた。512MB程度のメモリであっても十分に快適に動くようだ。

これは新興国においてAndroid端末を普及させていく上でも大きな前進といえる。

また、現在Android 4.2を搭載しているハイエンド端末においてもOSをバージョンアップすることで動作パフォーマンスが改善されることを期待させてくれる。

Android 4.4では他にはマルチタスク処理の高速化、フルスクリーンモードの強化、音声による操作、ファイルへのアクセス機能の強化、電話アプリの拡張、ハングアウトの強化などがある。

フルスクリーンについては、電子書籍の閲覧やゲーム、動画の視聴時などにおいて、ナビゲーションキー(ホーム、戻るなど)すら非表示にしたフルスクリーン表示が可能となる。

また、ハングアウトアプリでSMSとMMSを扱うことができるようになる。

【情報元、参考リンク】
Android 4.4 KitKat紹介ページ

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