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【ドコモ2013-14冬春モデル】 Z1のポテンシャルを凝縮した「Xperia Z1 f」(SO-02F)

NTTドコモ(以下、ドコモ)の新商品発表会で、ある意味、最も驚かされたのが「Xperia Z1」(SO-01F)のバリエーションモデルである「Xperia Z1 f」(SO-02D)だ。正直、ドコモの発表会ではソニーモバイルコミュニケーションズからは「Xperia Z1」だけが発表されるものだと考えていたので、そのショックは大きい。

Xperia Z1 f本体と展示パネル

そして、このXperia Z1 fのポテンシャルには驚かされる。CPUとカメラ機能に関しては発売前から高い評価を得ているXperia Z1と同じスペックを持っているのだから当然だ。

Xperia Z1 fとXperia Z1の違いはディスプレイサイズにある。Xperia Z1が現在の日本のハイスペックモデルでは標準的とも言える5インチサイズであるのに対して、Xperia Z1 fは約4.3インチとコンパクトで、Xperia Z1よりも持ち運びやすいというわけだ。

これは前のシーズンの「Xperia Z」と「Xperia A」の関係のようなものともいえるが、違うのはXperia AではCPUのスペックやカメラ機能などがXperia Zに劣るものだったのに対して、今回のXperia Z1 fではカメラ、CPUというベーシックな性能がXperia Z1と変わらないのだ。そして、Z1 fはディスプレイもZ1と同じ、表現力の高いトリルミナスディスプレイだ。

つまり、Xperia Z1のポテンシャルをコンパクトなボディに押し込んだ機種だということになる。Xperia Z1 fのカメラ機能とディスプレイ機能などはXperia Z1の記事(「最強のカメラで進化したXperia Z1」)を参照して欲しい。

便利な「プレミアムおまかせオート」のほか、
「info-eye」「Social Live」「タイムシフト連写」「ARエフェクト」などの機能を備えるカメラ周り。

61枚の画像を一気に撮影できるタイムシフト連写。


■クオリティを増したボディ

Xperia Aのボディは実におしゃれなデザインだったし、Xperia Z1 fも同様におしゃれなだが、手に持ってみると、サイドがアルミフレームになっているおかげで、ボディ剛性がアップし、しっかりしている印象を受ける。そして、背面はXperia ZやZ1と同じくガラスとなったので、デザインの印象はXperia Aとは異なる。

また、Xperia Aにはボディカラーのバリエーションがあり、ポップだったが、Xperia Z1 fでもライム、ブラック、レッド、ホワイトの4色が用意される。Xperia Aではミントグリーンが担っていたポジションがライムに変わったようだ。おそらくブラックとホワイトが最も売れるのだろうが、実験的にカラーを加えたり、変えたりできるのがソニーの凄いところだ。

 カラーバリエーションを実機でチェック。

プレス画像でカラーをチェック。

Xperia Z1 fの構造。

デザインを紹介した展示パネル。

下に各方向から見たボディの写真を掲載。





■延びたバッテリー駆動時間

ちなみに、Xperia Z1 fのバッテリーは2,300mAhと、Xperia Z1と比較してかなり小さくなっているわけだが、ディスプレイサイズが小さく、解像度がXperia Z1よりも低いこともあり、消費電力も低い。解像度は1280×720ドットだ。これらの要因によって、Xperia Z1 fのバッテリー駆動時間はXperia Z1よりも長くなった。ドコモでは「3日間駆動できる機種」としてXperia Z1 fを分類している。


■Z1なのか? Z1 fなのか?

発売前からそのカメラパフォーマンスで人気と注目を集めていたXperia Z1に対して、Z1 fは同じカメラ性能でよりコンパクトなボディを実現したことが魅力だ。夏など、薄着をしてジャケットを着られないときには5インチ級のスマホを持ち歩くのはやや面倒に感じることがある。そんなときでもZ1 fであれば、ズボンのポケットに入れて気軽に持ち歩けることだろう。

以前から、ガプシスの連載で今後はトップモデルだけでなく、ミドル級サイズが注目になると言い続けてきたが、Xperia A、Xperia Z1 fはそんな時代が確実に来たことを感じさせてくれる。

なお、Xperia Z1 fは12月下旬に発売予定だ。下に掲載した公式の機能紹介ムービーで、Xperia Z1とZ1 fの特徴を掴むことができる。



(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
Xperia Z1 f製品紹介ページ

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