G2 L-01F |
G2は、海外では既に発売されているグローバルモデルのG2に近いデザインとなっている。その特徴は背面の電源キーとボリュームキーにある。実際に操作してみると電源ボタンは少し小ぶりなため、指先でボタンを探して押し込むような操作が必要となる。
G2の背面の電源キーとボリュームキー。電源キーの周りにはLEDインジケーターがある。 |
そこで背面のボタンを操作せずに電源ボタンと同じ操作ができる「ノックオン」機能が搭載されている。ディスプレイを2回タップすると画面がオンとなる。コツはややゆっくり目に「トン、トン」とタップすることだ。画面がオンの状態でホーム画面やステータスバーを同じく2回タップすると画面がオフとなる。
画面を2回タップで画面のオン・オフが可能に。 |
ノックオン機能は使っていくうちに自然と操作できるようになり、手放せない機能となりそうな印象だ。
さて、このような斬新なインターフェイスを持つG2の外観は、狭額縁設計により5.2インチの大画面を横幅約71mm、高さは前機種である「Optimus G Pro L-04E」より一回り小さい約139mmの筐体に収めている。背面のラウンドフォルムにより持ちやすく、側面にボタン類がないためしっかりとグリップすることができる。
緩やかにラウンドした背面。インターフェイス関連は本体下面に集まっている。 |
ボディーカラーはインディゴブラックとルナホワイトの2色。それぞれ背面には繊維のような細かい模様が入っており、光の具合によって煌めく。ブラックは一見黒なのだが、光が反射するとブルーに輝きインディゴ染めのジーンズのような色合いとなる。
左からドコモのG2、上に重なっているのがauのisai、一番奥がグローバル版のG2。 |
G2(左)はisai(右)より高さが少し小さい。 |
基本スペックは、2.3GHzのクアッドコア(プロセッサMSM8974)、RAM2GB・ROM32GB、Android 4.2を搭載している。バッテリーは固定式で容量は2,900mAhで、ドコモでは3日間持つとしている。1.7GHzの周波数帯を使用した受信最大150MbpsのLTEには対応していない。
機能面ではAV関連の機能に力を入れてきている。国内で他社に先だってグローバル版G2のハイレゾオーディオ対応を発表しており、ドコモ版G2もハイレゾオーディオに対応している。
さらにカメラ機能では光学式手ブレ補正「OIS」を搭載し、ブレの少ない写真撮影を楽しむことができる。実際にOISの効果は大きく、片手で構えても画面上の被写体がピタッと止まった状態となる。近接撮影時にも効果がありカメラ機能としては他にはないアドバンテージをもつ。
また、フルHDで撮影できる動画機能は新たに60fpsでの滑らかな動きの撮影が可能となった。手ブレ補正によって細かいブレの少ない滑らかな映像が楽しめる。
フルHD 60fpsでの撮影が可能に。 |
一つ残念な点はmicroSDカードに対応していないことだ。ハイレゾオーディオや動画撮影は多くの容量を消費するだけに、様々なアプリで共有する内蔵ストレージだけでは厳しくなりそうだ。製品には内蔵ストレージのデータをやりとりできる「microSDリーダライタ」が付属する。
付属のmicroSDリーダライタを刺すとプラグ&ポップ機能で対応アプリ一覧が表示された。 |
その他、アプリを3本まで画面に逃がして(登録して)マルチタスクでアプリを切り替える「スライドウィンドウ」や「Qスライド」、「Qメモ」、「Qリモート」、「Qトランスレーター」など独自機能も充実している。
三本指操作でアプリの切り替えを行う「スライドウィンドウ」(写真=左)、
ウィンドウ対応アプリを複数起動できる「Qスライド」(写真=右)
ウィンドウ対応アプリを複数起動できる「Qスライド」(写真=右)
本体にはワンセグ用のアンテナが内蔵されているが、これがグローバル版との違いとなっている。ちなみにワンセグはサポートされているがNOTTVの視聴はできない。国内向けのサービスとして、このワンセグとおサイフケータイ(FeliCa/NFC TypeA/B)をサポートする。赤外線ポートを有するがデータ交換用ではなく、上記のQリモートなどで使用するAVコントロール用だ。
G2の背面の電源キーとボリュームキー。電源キーの周りにはLEDインジケーターがある。 |
背面カバー式のQuickWindowケース。蓋に連動して画面のオン・オフする。 |
G2の紹介パネル。 |
G2は手にフィットするサイズ感と、ノックオン機能をはじめとする充実した片手コントロールを有する使いやすいスマートフォンだ。側面のボタンがないことからしっかりと握れる塊(かたまり)感が良い。
なお、isaiのレポートについては下記リンク先の記事を参照してほしい。
・【au 2013冬モデル】「isai」(LGL22)は異彩を放つか? ハイレゾ音源の再生も可能
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
・LGエレクトロニクス/LG G2 製品紹介ページ
・LGエレクトロニクス/isai LGL22製品紹介ページ
背面コントロールは、要らないな。きれいな液晶とか、長持ちする電池とか、の方がいい。
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