KDDI研究所は10日、Android搭載スマートフォン及びタブレット用の音声対話プラットフォームを開発したと発表した。このプラットフォームを使うことで、スマートフォン上に表示された3Dキャラクターとの対話によって、連携機器、例えばセットトップボックス(STB)や車載器などの機器の制御・連携が可能となる。
基本的に様々な機器は、それ専用のリモコンや操作方法を持っているため、それぞれに使い方を覚える必要がある。しかし、今回開発された対話プラットフォームのように、ユーザーと機器の間を取り持つ、柔軟性のある統一的なインターフェースがあれば、ユーザーは気軽に各機器を使うことが可能になる。
KDDI研究所は、今回、Android搭載端末上で動作する対話プラットフォームを開発した。このプラットフォームでは、端末の画面上に3Dのキャラクターが表示され、音声入力で対話することができる。
ユーザーはこのキャラクターに対して話すことで、連携機器を操作することが可能となる。
今回のプラットフォームでは、ユーザーの様々な言葉からその意図を抽出する意図推定と、抽出された意図に対して対話応答を決定する対話制御の処理を高速で行うことで、これまではサーバで行われていた処理を端末だけで行うことが可能になったという。
しかも、3Dキャラクターとの対話からユーザーの関心や趣味嗜好、生活習慣などの様々な属性データを端末内部に記憶し、対話の際にそれを使い、ユーザー個人に合わせた機器操作環境を提供することが可能になるということだ。
同じインターフェース、同じ3Dキャラクターによって、すなわち統一的なインターフェースで様々な機器をコントロールすることができるようになれば便利だろう。
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KDDI研究所/プレスリリース
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