ドコモがABC HOLDINGSの株式51％を取得へ

NTTドコモ（以下、ドコモ）は25日、ABC Cooking Studio（以下、ABC）の持株会社であるABC HOLDINGS（以下、ABC HD）の発行済普通株式の51％を取得することについて、ABC HDと合意に至ったと発表した。

ドコモとABCはこれまでにもタブレットを活用して料理のレッスンスタイルを共同実験するなど協業してきたが、今回の資本提携を通じて、その関係を一層強化する。料理・食事を主軸としたユーザーのライフスタイルを豊かに、便利にする取り組みを推進していくという。

具体的に両社の協力で実現する事業・サービスは次のようなイメージとなる。

一つは、ABCが保有する料理教室や料理関連コンテンツなどとドコモが保有するモバイル・クラウド技術などを融合させ、リアルとデジタルを連携させた新たなサービスの開発だ。前述したようにタブレットを使っての料理レッスンや、自宅など料理教室外における料理関連サービスの提供などだ。他にも、食事や運動、睡眠などを軸としたライフスタイルをトータルサポートするサービスの開発などが挙げられる。

もう一つは、ドコモとABCが提供する各種サービスにおける、それぞれの顧客基盤を活かした相互送客となる。

ABC HDへの出資時期は2014年1月の予定となっている。

ドコモは近年、スマートフォン及びタブレット向けサービス拡充に向け、各種サービスを展開する企業とこうした協業、資本提携を進めてきている。今後、料理レッスン、料理関連コンテンツの拡充も期待できそうだ。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース