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ASUS、WindowsノートPCとデスクトップPCとAndroidタブレットの3スタイルで使える「TransBook Trio」を発表。11月2日発売予定

ASUSTeK Computer Inc.(エイスーステック。以下、ASUS)は29日、都内でプレスカンファレンスを開催し、複数の新製品を発表した。まずはノートPCとデスクトップPC、そしてタブレットの3スタイルで使うことのできるデュアルOS(WindowsとAndroid)搭載の「ASUS TransBook Trio(エイスース・トランスブック・トリオ)」。

ASUS TransBook Trio

次に10.1インチのWindowsタブレット及びノートPCライクに使える「ASUS TransBook T100TA」、天板に米Corning社の化学強化ガラス「Gorilla Glass 3」を施し、堅牢性を高めた13.3インチのUltrabook「ASUS ZENBOOK UX301LA」、そして15.6インチのスタンダードノートPC「ASUS Xシリーズ」3モデルの計6モデル、12ラインナップがお披露目された。

これら新製品は11月2日以降に順次発売となる。

ここでは、TransBook Trioについて紹介していきたい。

TransBook Trioを紹介するASUSTeK会長Jonney Shih氏

TransBook Trioは3スタイルに変形利用でき、かつWindowsとAndroidの2OSを搭載し、切り替えられる製品。ディスプレイ部分(タブレット)だけなら一般的なAndroidタブレットと同じように使える「タブレットスタイル」、液晶ディスプレイやテレビ、プロジェクターなどの外部モニターディスプレイに「PC ステーション」(キーボードドック)を接続してWindows 8を使える「デスクトップPC スタイル」、そしてPC ステーションとタブレットを接続することでWindowsとAndroidどちらのOSでも使える「ノートパソコンスタイル」、この3スタイルを利用できる。

PC ステーションをモニターに繋いでWindows PCとして使うことができる。

タブレット単体でAndroidを使うこともできる。

タブレットとPC ステーションをドッキングするとキーボード付きAndroid端末としても
Windowsノートとしても使える(下図も参照)。

最上段右から4つ目のキーがWindowsとAndroidを切り替えるキー。これを押すだけでOSを切り替えられる。

Windowsに切り替えたところ。

1台でWindowsデスクトップPC、WindowsノートPC、Androidタブレットとして使える製品だ。しかも、実際にはノートパソコンスタイルではAndroidも使えるため、Androidノートのような使い方も含めると4スタイルだと言える。

このTransBook Trioの便利な点の一つは、PC ステーションとタブレットをそれぞれ独立して使えることだ。PC ステーションをモニターに繋げ、Windows PCとして使う一方で、タブレット側をAndroidタブレットとして単体で使うことができるので、例えば自分がPC ステーションを使っているときに家族の誰かがタブレットを使う、という利用シーンも想定できる。

このTransBook Trioは一般的にキーボードドックと呼ばれるPC ステーションとタブレットそれぞれにCPU、OS、バッテリー等のハードウェアを積んでいる。

まずPC ステーションには、Intel Core i7-4500Uと500GBのハードディスク、Windows 8、4GBのメモリ、バッテリーを搭載する。Windowsとして使うときにはPC ステーション側が駆動することになる。PC ステーション単体ではバッテリー駆動時間は約5.6時間で、タブレットとドッキングした状態だと約13時間もつ。

一方のタブレット側にはAndroid 4.2.2を搭載する。プロセッサはIntel Atom Z2560、メモリは2GB、ストレージは16GBで、やはりバッテリーも搭載し、単体で約5時間駆動する。ディスプレイは約11.6インチ、解像度1920×1080ドットのIPS液晶だ。

ネットワークはタブレット側、PC ステーション側それぞれにWi-Fi(無線LAN)を搭載する。どちらもIEEE802.11a/b/g/n準拠で、PC ステーション側はIEEE802.11ac(ドラフト版)もサポートする。

インターフェースはタブレット側にmicroUSB、microSDカードスロット、マイク・ヘッドフォン・コンボ端子、ドッキングポートを備える。PC ステーション側にはMini DisplayPort、microHDMI、フルサイズのUSB 3.0を2つ、マイク・ヘッドフォン・コンボ端子を搭載する。上に掲載した写真のデスクトップPCスタイルの場合は、microHDMI端子にケーブルを接続し、モニターに映し出している。

ボディサイズ及び重さはタブレット側が約304.92×193.78×9.7mm、約700g、PC ステーション側は約304.92×193.78×23.6mm、約1kgだ。タブレットとPC ステーションをドッキングした状態では約1.7kgとなる。

予想実売価格は139,800円。

スペック(※クリックして拡大)

UPDATE
発表会の取材レポートを公開しました。
【取材レポート】ASUSのトランスフォームは成功したか?(@ASUS新製品発表会。TransBook Trioなど)

下に掲載したのはAmazon.co.jpでのTransBook Trioの商品リンク。



【情報元、参考リンク】
ASUSTek Computer

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