「フィットホーム」など独自のUIなども魅力だったELUGAシリーズ(写真はELUGA P) |
具体的には、BtoC市場、すなわち国内通信事業者向けのスマートフォンについて、今年度下期以降の新製品開発を休止し、その経営資源を、今後の成長が期待されるBtoB市場向けスマートフォンなどの新規事業の開発・推進やAVC社内の共通技術開発を中心に再配置する。
パナソニックは現在、個人向けスマートフォンではNTTドコモとソフトバンクモバイルに端末を供給しているが、その2社に対して今後の新製品の開発・供給が休止されることになる。そのため、NTTドコモとソフトバンクモバイルのユーザーとしては、端末購入の際、国内メーカーのスマートフォンの選択肢が一社減ることになる。
パナソニックが一旦個人向けスマートフォンの事業を休止することで、国内通信事業者向けにスマートフォンを開発・販売する国内メーカーはソニーモバイルコミュニケーションズ、富士通、シャープ、京セラの4社に絞られることになった。
なお、パナソニックは、既存製品のサポートは継続するので、すでに「ELUGA」シリーズを購入したユーザーは今後もサポートを受けられる。
同社は個人向けスマートフォンの開発を休止するが、個人向けフィーチャーフォンの開発・生産・販売は継続する。フィーチャーフォンの開発はPMCからAVC社傘下のパナソニック システムネットワークス(以下、PSN)に担当が移る。
そして、BtoB市場向けスマートフォンの事業はPMCからPSNのターミナルシステムBUに移管される。
≪お詫びと訂正≫
通信事業者の端末ラインナップが国内メーカー4社とAppleのiPhoneに絞られるという、不正確な記述があったため削除しました。実際にはApple以外の海外メーカー製端末もあるため、間違った記述となっていました。大変ご迷惑をお掛けしました。お詫び申し上げます。
【情報元、参考リンク】
パナソニック/プレスリリース(PDF)
5社って・・・htcも次無いの?
返信削除不正確な記述によってご迷惑お掛けしました。実際にはご指摘の通り、HTCなどの海外メーカー製端末もありますので、5社ではありません。記事をおこす際に、その点が抜けておりました。申し訳ありませんでした。
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