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音楽配信サイトmoraでハイレゾ音源の配信を開始へ。ウォークマンNW-ZX1、F880シリーズで高音質を手軽に楽しめる環境が登場

レーベルゲートは10月17日より、音楽ダウンロード・音楽配信サイト「mora」において、ハイレゾリューション・オーディオ(以下、ハイレゾ)音源の楽曲データを配信開始する。

ハイレゾ音源対応ウォークマン

ハイレゾ音源は、従来のCDを超える情報量を持つ高音質の音源で、moraでは、従来から配信してきた圧縮音源では伝え切れなかったレコーディング現場の空気感やライブの臨場感を楽しめるよう、配信を開始する。

ビット数の高さによって、楽器や声の生々しさや艶などのディティールを体感する事が可能になる。

配信される楽曲はアルバムのまとめ売りか単曲売りで、データはflac(Free Lossless Audio Codec)形式(44.1kHz - 192kHz/24bit、可逆圧縮に加え、圧縮工程を経ない仕様も採用)。

ハイレゾ音源は、「Media Go」のバージョン2.5aにおいて直接購入することができる。

さらに、今後登場予定のウォークマン新製品「NW-ZX1」と「NW-F880」シリーズに関しては、ハイレゾ音源に対応していることもあり、moraアプリから直接購入し、再生することが可能となっている。ウォークマン及びmoraアプリについては、ハイレゾ音源に非対応の端末からは購入できない。

なお、ウォークマンは新モデルにおいて、前述の2機種でハイレゾ音源に対応するが、NW-ZX1はハイエンドモデルのため、実売価格で約7万5千円前後とみられる。一方、NW-F880シリーズは内蔵ストレージ容量が64GBの「NW-F887」で約4万円前後だ。NW-ZX1はストレージ容量が128GBのため、flac 96kHz/24bitで1曲が4分とした場合、約800曲分のハイレゾ音源の楽曲を保存できるので、ストレージ容量が欲しい場合にはNW-ZX1しか選択肢がないが、64GBや32GB、16GBでも構わない場合にはNW-F800シリーズとなるだろう。

また、NW-ZX1はデジタルノイズキャンセリング機能は搭載しない。NW-F880シリーズに搭載されるデジタルノイズキャンセリング機能は、周囲の騒音を約98%カットするため、電車やバスなどの乗り物乗車中に音楽を楽しむ際にとても重宝する機能だ。しかし、デジタルノイズキャンセリング機能は家の中など、静かな場所では必要ないので、落ち着いた環境でハイレゾ音源の高音質を楽しむ際には無くても構わない。

NW-ZX1とNW-F880シリーズにはストレージ容量、デジタルノイズキャンセリング機能の有無などの違いがあるので、選択の際は何を重要視するのか考えて選びたい。

さらに、NW-ZX1はハイエンドモデルとして、高音質性能を支えるため電源部分を強化したり、デジタルアンプ「S-Master HX」の音声出力段のフィルターに温度特性の良いフィルムコンデンサを採用したり、3.5mmヘッドホンジャック部品に大型のジャックを用いるなど、高音質を楽しむために徹底的にこだわった設計になっている。

それらも含めての検討となるはずだ。

いずれにしても、新ウォークマンとmoraで手軽にハイレゾ音源を楽しめる環境が整い始める。

なお、NW-ZX1は12月7日、F880シリーズは10月19日発売予定のため、NW-ZX1を購入するには今しばらく待つ必要があることは残念だ。

下はAmazon.co.jpでの商品リンク。



 

【情報元、参考リンク】
mora/「ハイレゾ音源」配信開始について
ウォークマンNW-ZX1とNW-F800シリーズに関するプレスリリース

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