左からHMZ-T3、HMZ-T3W
両機種とも1280×720ドットの有機ELパネルを2枚搭載し、視野角は約45度で、仮想画面サイズは約750インチ(仮想視聴距離は約20m)となる。
両機種ともバッテリーユニットを搭載し、バッテリーユニットのバッテリーのみでもHDMI動作で約7時間、MHL動作で約3時間の連続使用が可能となっている。
また、従来のようにAV機器とのHDMI接続に加え、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器をMHLで接続することもできる。これにより、場所を問わず、YouTubeやインターネット動画、レコーダーから転送された番組などを視聴することも可能だ。
有機ELパネルの性能を引き出すために開発されたLSI内のエンハンスエンジンによって、高い解像感を実現したという。旧作映画などはクッキリと、新作映画などは滑らかで鮮明な映像に仕上がるようだ。
サウンド面に関しては、ソニー独自の音響解析技術とデジタル信号処理を用いた「7.1ch VPT(Virtualphones Technology)」によって、従来の5.1ch VPT以上に臨場感あふれるサラウンド音場を実現したという。聞こえてくる音源があたかも前方や後方に置いたスピーカーから再生されているような感覚が得られるようだ。
HDMI入力が2つ増設され、3系統になった点は利便性を大きく向上してくれる。PCやPlayStation 3などのゲーム機、ブルーレイディスクレコーダーなど、複数のHDMI機器をプロセッサーユニットに接続することができる。
また、上位機種のHMZ-T3Wでは、WirelessHDを搭載し、バッテリーユニットとプロセッサーユニット間のワイヤレス接続を実現している。ヘッドマウントユニットとプロセッサーユニット間のケーブル接続を解消したことで、ケーブル長にとらわれることなく、場所や姿勢が制限されなくなった。
サイズはヘッドマウントユニット部が約189mm×148mm×270mm、バッテリーユニット部が約80mm×26mm×119mm、プロセッサーユニット部が約150mm×31mm×107mm、重さはHMZ-T3Wがヘッドマウントユニットが約320g(※ライトシールド(上)含む、ケーブル除く)、バッテリーユニットが約210g(※ケーブル除く)、プロセッサーユニットが約250g、HMZ-T3はヘッドマウントユニットは約320g(※ライトシールド(上)含む、ケーブル除く)、バッテリーユニットが約160g(※ケーブル除く)、プロセッサーユニットが約220g。
なお、9月4日より銀座・ソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋で先行展示が行われる。
【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース