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ソニー、AndroidやiPhoneと合体させて使うレンズ型カメラ Cyber-shot DSC-QX10とQX100を発表

ソニーはドイツ時間4日、世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2013」に先駆けて開催したプレスカンファレンスにおいて、新製品「DSC-QX10」と「DSC-QX100」を発表した。このDSC-QX10/100は、一般的なデジタルカメラとは全く異なる種類の製品で、一見すると一眼レフカメラの交換レンズのように見える、レンズスタイルのカメラだ。

DSC-QX100をXperia Z1とドッキングさせたところ

DSC-QX10/100は、付属のアタッチメントを使ってスマートフォンと合体させて使う。

イメージとしては、スマートフォンに取り付ける外付けのレンズユニットといったものになる。アタッチメントはソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia」シリーズ以外にも使えるよう、汎用的な設計がなされている。ボディ幅が54mmから75mm、厚さが13mm以下の端末であればドッキングできる。

そして、DSC-QX10/100での写真撮影は、スマートフォン側に専用のアプリをインストールし、それを使って行う。

アプリはAndroid 2.3以降、iOS 4.3以降のOS向けに開発されており、AndroidスマートフォンとiPhoneなどで利用できる。Xperia専用の製品ではないため、各メーカーのスマートフォンとの組み合わせで広く使われることになるものと期待される。スマートフォンとの接続はWi-Fi(無線LAN)を介して行う形となり、スマートフォン側がNFCに対応していれば、接続はワンタッチでできる。

利用イメージ

スマートフォン向けアプリからレンズを通した映像を確認でき、このアプリで様々な設定を行ってカメラの操作ができる。すなわち、スマートフォンがカメラのボディ代わりになる形だ。ただし、ボディ代わりとはいえ、DSX-QX10/100には画像処理エンジンまで搭載されているので、スマートフォンはファインダー代わりといった方が正確かもしれない。撮影した写真データはDSC-QX10/100のメモリカードに保存するだけでなく、スマートフォンへ転送することも可能なので、FacebookやTwitterへの投稿やクラウドストレージサービスへのアップロードなども手軽だ。

DSC-QX10とQX100の違いはレンズユニット自体の違いとなり、QX10は光学10倍ズームが可能なモデルだ。一般的なコンデジ感覚で使いたい場合にはQX10を選ぶことになるだろう。センサーは1/2.3型、有効画素数約1820万画素の「Exmor R」だ。重さは約105g。

DSC-QX10

一方のQX100は、QX10ほどの光学ズームはないが、センサーサイズが大きく、有効画素数も大きいため、より美しい写真を残すことを求める層に訴える製品になる。光学ズームは3.6倍までで、F値は1.8から4.9。センサーは1型、有効画素数約2020万画素の「Exmor R」だ。さらに、QX10はGレンズ(F3.3-5.9)だが、QX100にはソニーのデジタルカメラ「DSC-RX100M2」と同等のカールツァイス製の「Vario Sonnar T*」を使っている。重さは約179g。

なお、両製品ともmicroSDカードとM2カードに対応したメモリカードスロットを搭載する。


 左図からわかるようにバッテリー残量を表示する小さなディスプレイがある。


ドッキングイメージ

UPDATE
日本での発売は10月25日に決まりました。こちらの記事参照。

下に掲載したのはAmazon.co.jpでの商品リンク。アクセサリーもあわせて掲載している。

  
左から順にDSC-QX100、DSC-QX10(ブラック)、DSC-QX10(ホワイト)。



Xperia Z用のアタッチメントケース。


 
ソフトキャリングケース。

【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース

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