左図:バードビューで3D表示に対応。右図:ガイドマップを搭載する。
筆者もいくつかの地図アプリをインストールしているが、結局中心はGoogle マップというのが現状で、従来バージョンの「Yahoo!地図」アプリもほとんど使っていなかった。見た目も操作性も機能もGoogle マップの方が上だったからであり、「Yahoo!地図」アプリならではの独自機能も使いたくなるようなものがあまり無かったからだ。しかし、今回のリニューアルされた「Yahoo!地図」は常用したくなるような改善、新機能がてんこ盛りとなっている。
まず、地図の見た目が変わった。以前よりもマイルドで見やすい表示といっていいだろう。しかも、同社によれば日本を意識した配色になっているという。桜色が主要な建物で抹茶色が有料道路、利休白茶と呼ばれる緑味を帯びた白茶が地面の色に設定されている。いずれにしても見やすいことは確かだ。
そして、3D表示もスムースだ。メニューからバードビューを選ぶか、二本指で地図をドラッグすれば斜め上から見た表示に変わり、対応した建物は立体的に表示される。
また、とても便利になったのが施設情報だ。特に駐車場の空き状況、詳細情報を手軽に調べられる点は自動車での移動時にはありがたい。このような機能はナビアプリには搭載されているが、「Yahoo!地図」の場合は無料アプリだし、ただ単に地図として使用する分にはナビアプリよりもこちらの方が使いやすい。
駐車場は検索窓をタップし、「その他」を選ぶと施設のジャンル一覧が表示されるので、そこから選んでみよう。すると、現在表示している地図の周辺にある駐車場が表示され、色によって混雑状況を表してくれる。赤色だと混雑しているという形だ。タップしてから、画面下に表示されている駐車場名の情報エリアを上にフリックすると詳細情報も表示される。
施設のジャンル一覧から駐車場を選ぶと、周辺の駐車場が「P」マークで表示される。
駐車場の情報は詳細に確認できる。右図はレストランを検索した結果。こちらも色分けして表示してくれる。
他の施設も手軽に調べられる。さすがにガソリンスタンドの価格表示までは対応していないが、T-POINTに対応しているかどうかなどは詳細情報で表示される。
そして、駐車場に並んで便利なのがレストラン検索だ。レストランの場合は営業中か営業時間外かを色で分けて表示してくれる。
メニュー。メニューも分かりやすい。 |
さらに観光地に関しては専用のガイドマップを見ることもできる。ガイドマップが用意された観光地はメニューから「ガイドマップ」をタップすることでチェックできる。ガイドマップでは、観光地で実際に配布されているパンフレットに記載されているようなイラスト地図を確認でき、さらにはその地図上で現在位置を確認できるようになっている。イラスト地図とGPS機能の連携が非常に便利だ。
ガイドマップはイラスト地図で現在地を確認できるのでとても役に立つはずだ。
他にも、これはGoogle マップにもある機能だが、距離の計測が可能になっている。メニューから「距離計測」を選び、地図上でタップしていけば点が打たれていき、その間の距離を表示してくれる。
今回のアップデートでかなり便利な地図に生まれ変わっているので、しばらくの間、Google マップとあわせて使ってみようと思うほどだ。実際、駐車場やレストランなどの施設検索やガイドマップなど、Google マップ以上の機能もあり、Androidにおける二大地図アプリと呼んでも過言ではない出来になっているかもしれない。試しにインストールしてみることをオススメしたい。
【情報元、参考リンク】
・Google Play/Yahoo!地図
・Yahoo!地図ブログ/Yahoo!地図アプリ 完全リニューアル!