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【取材レポート】この夏、あなたのスマホに「ぱんだにあ」ワールドがやってくる?

僕は古くはスヌーピーからムーミン、ミッフィー、リラックマ、ドロイド君(Androidのマスコットキャラクターの通称)まで、ゆるいキャラが大好きだ。この世知辛い競争社会ではそのようなココロを和ませるものが必要なのである。

先日、モバイル向けコンテンツを中心に扱う会社「ネオス」に遊びに行ったとき、同社が最近リリースしているキャラクターもののアプリを色々と見せて頂いた。そのキャラクターとは「ぱんだにあ」というゆるキャラだ。まず最初に僕は、

「ぱんだにあって何だ?」

と思った。

名前に「パンダ」(正確には「ぱんだ」だが)と入っているからには、パンダをモチーフにしているのは間違いないとは思うが、この時点で僕は「ぱんだにあ」が何か知らなかったのである。

話を聞かせて頂いたネオスの事業戦略部プロデューサー前田さん。手に持っているのはもちろん「ぱんだにあ」だ。


■「ぱんだにあ」に目がないワケ

「ぱんだにあ」には数多くのキャラクターグッズがあり、上の写真に写っているものはぬいぐるみだが、そのパンダには目がない……。

「なぜこれらのパンダには目がないのか?」

取材では「ぱんだにあ」の作者であるANNA OKAJIMAさん(以下、OKAJIMAさん)からも話を聞くことができたのだが、OKAJIMAさん曰く、「パンダは目がないほうがカワイイ」ということだった。

そう、やたらにカワイイ動物として描かれるパンダだが、実際に彼らを目にすると、驚くほど動物的で怖いのである。僕は以前、ソニーのデジタル双眼鏡のレビュー記事(Phile-webでの記事)を書くために上野動物園を訪れた時、ズームアップして見たパンダの動物的な怖さを激しく感じた。

目はギラギラしているし、手の爪は暴力的だ。模様がツートンカラーだからと言って、熊である基本は揺るがない。このパンダの目の暴力性に気がつくとは、この作者の方の観察力はさすがと言わざるを得ないだろう。

よく見ると目がない「ぱんだにあ」のぬいぐるみ。

「ぱんだにあ」のキャラクターグッズは歯医者でも使われている。痛みをやわらげるためか?


キャラクターグッズには靴下やストラップなどもある。


■「ぱんだにあ」とは?

さて、この「ぱんだにあ」というのは、基本的には3匹のパンダで構成されるキャラクターだ。1匹は頭にぬいぐるみを載せたもので、彼は無軌道でワイルドな性格だそうだ。パンダがなぜパンダのぬいぐるみを頭に載せているのか? この謎が解かれる日は来るのだろうか?

そして、それ以外はリーダーと、ちょっと自主性がない気が弱いやつだという。彼らはアリエッティよりは大きいが、現物のパンダよりはだいぶコンパクトで、人間の膝こぞう程度のサイズらしい。

中央がリーダー、右がぬいぐるみを載せたやつ、左が自主性がないやつだ。

彼らは日々、何か面白いことを求めて、世界をフラフラ探索しているのだという。ある意味、「スタートレック」で「エンタープライズ」(恒星間宇宙船)が宇宙を探索しているようなものなのかもしれない。


■スマートフォン向けアプリになった「ぱんだにあ」

さて、そんな「ぱんだにあ」だが、ネオスはこのキャラクターを使って一体どのようなアプリを作ったのだろうか? 同社はこの夏、8月1日から毎週順次アプリをリリースしている。今後も「ぱんだにあ」のアプリは登場するようだが、まずは8月リリース分を計12本楽しめるので、試してみよう。12本中最後のアプリは29日にリリースされる予定だ。

各アプリは基本的に無料なので、気軽にダウンロードし、試すことができるようになっている。ただし、ゲームで使える一部のアイテムなどは有料だ。

12本の内訳はホーム画面のきせかえ系、電話帳などのツール系、そしてゲームとなっている。アイコン集やライブ壁紙、検索やスイッチ・ウィジェットなどを導入すれば、自分のスマートフォンを「ぱんだにあスマホ」へ変身させることができる。

また、「ぱんだにあ」に興味のない人でも電話帳アプリ「ないしょの電話帳」は役に立つかもしれない。この電話帳アプリでは、人に見られないように任意の連絡先を隠すことができるようになっている。

「ぱんだにあ」はそのキャラクターの背景に謎と厚みがあるのが面白い。この夏、そしてこれからの秋に、これらのアプリをスマートフォンにちょっと入れて遊んでみてはいかがだろうか?

楽しげに「ぱんだにあ」のぬいぐるみを両手に持つGAPSIS編集長の長田MAX。なにか似合っている。
彼のココロの疲れが、「ぱんだにあ」で癒やされているのだろうか?


≪ひめくりカレンダー☆ぱんだにあ≫

毎日、今日が何の日か表示される日めくりカレンダー。

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閏年の2月29日も含めて一年の全ての日についてイラストが用意されている。


≪砂あそび!ぱんだにあ≫

砂浜で遊ぶ「ぱんだにあ」たちのライブ壁紙。画面にタッチすると魚が飛び跳ねたりするアニメーションを楽しめる。

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≪飛べ!ぱんだにあ≫

左右フリック操作で「ぱんだにあ」を動かし、シーソーを使ってジャンプさせていくゲーム。

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≪盆踊り!? ぱんだにあ≫

「ぱんだにあ」が盆踊りするライブ壁紙。

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≪アイコン!ぱんだにあ≫

「ぱんだにあ」のアイコン集。メールや電話、TwitterやLINEなど、一般的なアプリ向けに「ぱんだにあ」仕様のアイコンが用意されていて、標準のアイコンから置き換えてホーム画面にショートカットを配置できる。

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3ステップの操作でアイコンを変更できる。


≪ないしょの電話帳☆ぱんだにあ≫

他人に見られたくない連絡先をパスワードでロックして非表示にできる機能を持つ電話帳アプリ。もちろん、「ぱんだにあ」仕様なので、普通に使う分にもカワイイ。

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≪検索!ぱんだにあ≫

ホーム画面に配置できる検索ウィジェット。

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上から2列目が「検索!ぱんだにあ」、3列目が「スイッチ!ぱんだにあ」。


≪スイッチ!ぱんだにあ≫

花火を楽しめるライブ壁紙。

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≪線香花火◎ぱんだにあ≫

Wi-Fi(無線LAN)やGPSなどの機能をホーム画面でワンタッチでオン/オフ切替できるスイッチ・ウィジェット。画面は上図を参照。

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≪ZOMBIE VS PANDANIA≫

ゾンビと戦うゲーム。実は「ぱんだにあ」は逃げるだけ。プレイヤーは画面に現れるゾンビをひたすらタップして倒していけばいい。29日にリリース予定。

※画面は開発中のものです。実際のリリース版では異なる可能性があります。


©neos/ANNA OKAJIMA


(記事:一条真人

【参考リンク】
ネオス/プレスリリース(PDF)

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