実験用試験局
この実証実験は10月中旬まで行われる予定。
実証実験では、1.7GHz帯と、隣接するイー・アクセスの既割当周波数を使用して、高速・大容量のLTEの高度化技術の通信品質と速度(スループット)の評価が行われる。具体的には、20MHz幅で、4×4 MIMOによる300Mbpsの検証、20MHz幅を使い、2×2 MIMOでの150Mbpsの検証、そしてキャリア・アグリゲーションの検証が行われる予定だ。
20MHz幅を利用してと記したが、1.7GHz帯については、1744.9から1749.4MHz間の5MHzと1839.9から1844.9MHz間の5MHz、そしてイー・アクセスが持つ1749.9~1764.9MHz/1844.9MHz~1859.9MHzそれぞれの15MHzを利用することになる。
また、MIMOは、データの送信側と受信側のそれぞれで複数のアンテナを使い、一度に複数の情報をやりとりできる技術のことで、キャリア・アグリゲーションは複数の周波数を一体として使用する技術で、異なる通信波を束ねることで広い帯域を確保し、高速通信を実現することができるもの。
通信各社はLTEサービスのエリア整備を進める一方で、高速化への取り組みも行っており、将来的には現在よりも、より速く、安定したモバイル通信サービスが普及していくことになるものと期待される。
【情報元、参考リンク】
イー・アクセス/プレスリリース