柴山昌彦総務副大臣から(左)から認定書を受領する UQコミュニケーションズ野坂章雄社長(右) |
同社は6月24日、総務省に対して「特定基地局開設計画」(以下、開設計画)の申請を行い、7月29日、認定が行われた。
この結果、同社は新規に割当を受けた20MHzと現在使用中の30MHzをあわせて、連続50MHzの周波数を用いたサービスの提供が可能となり、このWiMAX 2+の提供を行う。
WiMAX 2+のエリアは、既存のWiMAXサービスのエリアに重ねる方式で拡大し、既存のWiMAXとWiMAX 2+の両方が利用可能な端末を提供することで、両サービスのシームレスな切替を実現していくという。
前述したように、まずは110Mbpsでサービス開始し、その後、キャリアアグリゲーション、256QAM変調方式、8x8 MIMOなどの高度化技術を導入することで、2017年には下り最大1Gbpsを超えるサービスへと進化させていく計画だ。キャリアアグリゲーションは複数の周波数チャネルを束ねた広い帯域を用いて高速通信を実現する技術。
WiMAXは利用制限や追加料金がない料金プランなどから普及が進み、6月末には累計契約数が422万に達していた。
今後、WiMAX 2+の提供が始まり、サービスが拡充されていくことで、他社のLTEサービスに引けを取らない通信環境が得られることになりそうだ。
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UQコミュニケーションズ/プレスリリース