【島田純のMobile×Travel】第3回：SIMロック解除したGALAXY Note 2をタイのプリペイドSIMで使う

GAPSIS編集部 2013年7月16日

前回は、SIMロック解除したモバイルWi-Fiルータ「L-03E」（NTTドコモ向け）をマレーシアのプリペイドSIMで使う方法についてご紹介しました。

今回は、スマートフォン「GALAXY Note 2（SC-02E）」（NTTドコモ向け）をタイのプリペイドSIMで使う方法についてご紹介します。

SIMロック解除したGALAXY Note IIをタイのプリペイドSIMで使う

NTTドコモ（以下、ドコモ）の端末のSIMロック解除方法については既に紹介済みですので、今回はSIMカードを入手する方法からご紹介します。

■ドンムアン空港でSIMカードを購入

タイの首都バンコクには「スワンナプーム国際空港」と「ドンムアン国際空港」がありますが、ドンムアン国際空港を利用したため、ドンムアン空港でのSIMカード購入についてご紹介します。

ドンムアン空港は、スワンナプーム国際空港と異なり、現地の通信事業者のカウンターはありませんが、「MAGAZINE」と書かれている書店にてSIMカードを購入できました。

日本の感覚では「書店でSIMカードが購入できる」というのは少々理解しづらいのですが、シンガポールのチャンギ国際空港では両替所でSIMカードが購入できたり、意外なお店でSIMカードを購入できることが多々あります。

「MAGAZINE」の看板が掲げられた書店でSIMカードが購入できる

書店でのSIMカード購入はたまたま販売されていたということではなく、空港のインフォメーションカウンターにて「SIMカードは買えますか？」と質問したところ「マガジンショップで買える」と案内されたので、普段から提供されているものと思われます。

このマガジンショップでのSIMカード購入ですが、SIMカードが商品として陳列されてはいませんので、書店のカウンターにて「SIMカードが欲しい」と伝える必要がありますので注意が必要です。

■DTACのSIMカードの料金プラン

今回はDTACのSIMカードを購入したので、DTACのプリペイドSIMでの料金プランについてご紹介します。

購入したDTACのSIMカード

DTACのSIMカードは200バーツ（約640円）で販売されており、このSIMカードに220バーツ（約700円）をチャージして支払金額は合計で440バーツ（約1,340円）で、インターネット定額プランに申込をしました。

インターネット定額プランの申込は、書店の店頭でGALAXY Note 2からSMSを送信することでその場で手続をしてもらい、申込完了後はすぐにインターネットが利用可能でした。

SMSによってインターネット定額プランに申し込む

DTACのプリペイドSIMのインターネット定額プランは以下のようになっています。

・1日定額 49バーツ（約160円）
3G容量無制限（150MBまで速度制限なし／速度制限後は最大384kbpsに制限）

・1週間定額 199バーツ（約640円）
3G容量無制限（1GBまで速度制限なし／速度制限後は最大384kbpsに制限）

・1ヶ月定額 399バーツ（約1,280円）
3G容量無制限（1GBまで速度制限なし／速度制限後は最大64kbpsに制限）

参考：Happy Internet Package(DTAC)

DTACのプリペイドSIMでは、一定容量まで速度制限なしのインターネットが利用可能で、速度制限後も容量自体は無制限で通信を行うことが可能となっているため、旅行者にとって「容量無制限」である点は心強いです。

■APN設定

DTACのプリペイドSIMは以下の設定で接続することが可能でした。

[APN設定情報]
APN：internet
ユーザ名：空白
パスワード：空白

APN設定画面

■エリア＆速度は？

今回の旅ではバンコク滞在中にDTACのSIMカードを利用しました。
エリアについては圏外になることは無く、地下鉄での移動中を含めて、いつでもインターネットに接続することが可能でした。

一方で通信速度については、別途利用していたモバイルWi-FiルータL-03Eと、TrueMoveの組み合わせ（下図参照）と比べると、やや不満を感じましたので、滞在中のモバイルインターネット環境を重視する方は、複数のプリペイドSIMを入手しておくのも良いでしょう。